幸せを感じると心も体も健康に!身の回りにあるハッピー効果

2017/3/30

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

みなさん、「幸せ」を感じていますか?
おいしいものを食べているとき、ゆっくりテレビを見ているとき、大切な人と過ごしているとき・・・日常の中には、幸せを感じる様々なシーンがあると思います。
実は幸せを感じているとき、心だけでなく体にもとても良い影響があるのです!今回はそんな素敵な状態についてご紹介します。

特別な人とする“ハグ”のヘルシー効果

研究者によると、特別な人をハグすると血圧が下がるといわれています。
ある実験では、お互いの手を10分間握ったあとに20秒間ハグしたカップルは、ハグなどの身体接触のなかったカップルと比べると、その後大勢の前で話すといったストレスを与えられたときに、より心拍数が低く、血圧が低く、心拍数があまり増加しないなどの健康的な反応が見られました。
なお、性的ではない身体接触についても同様の効果が見られましたが、これはなでられた側の女性の血圧のみ低下させるようです。

愛情面でのサポートが狭心症や潰瘍のリスクを下げる

幸せな結婚は、特に男性の狭心症や胃潰瘍を防ぐ効果があります。
10000人の男性を対象にしたある研究では、配偶者によって「愛され、支えられている」と感じている人は、狭心症のリスクが低いことがわかりました。これは、歳をとっている、高血圧であるなどのほかのリスク要因がある場合でも当てはまりました。
同様に8000人の男性を対象にした調査では、家族問題があった、妻に愛されず支えてもらえなかった、同僚に傷つけられたときにやり返さなかった、怒りを抑えることが多かった男性は、十二指腸潰瘍を発症する可能性が高くなりました。
研究では、ストレスや社会的支援の欠如、怒りを抑える状況が、男性の潰瘍発症リスクに影響を与えるかもしれないことが示唆されています。

無理のない食事が心と体を健康にする

楽しい食事もストレスを解消させ、体を健康にする重要なファクターです。
ストレスを溜めてしまうと、飲酒・喫煙など健康を害するものの使用に走ってしまいがちです。日常の飲酒・喫煙の使用をなくすことで、がんや心臓病、脳卒中等の様々な病気の罹患リスクを減少することができます。
なお、近年では急速な減量がダイエットの人気傾向にあります。このダイエット法は多大ストレスを心身に及ぼすため控えるのが得策でしょう。

ストレスを溜めない食事のアドバイス

健康的なライフスタイルを持続させるために、本能を自分のガイドにしましょう。
以下は、幸せを感じる食事に向けたアドバイスです。
・空腹の信号を聞くために再確認し、いつ食べるのか、どのくらいの食物が自身に正しいかを判断しましょう。
・自分の気持ちに注意を払い、注意深く食事時期や内容を決定しましょう。
・食事の内容、タイミング、量を制限するための食事の「ルール」は決めない方が良いです。 代わりに、食べ物が必要なときは自分の体が教えてくれることを信じましょう。
体は「食べたい」と思っていないのに食べてしまうと、後悔による更なるストレスを抱えてしまうことがあります。
自分の体が「食べたい」と思っているか、「食べたくない」と思っているかを客観的に自問し、冷静な判断を行うことで、ストレスをなくした楽しい食事ができます。

おわりに

身の回りには、ハッピーを感じながら健康な体を手に入れられるシーンに溢れていることがおわかりいただけましたでしょうか?知らぬ間に様々な病気のリスクを下げていたなんて驚きですよね。
これらを実践することで、自分や自分にとって大切な人を健康的で幸せにできると良いですね。

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