記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2023/3/8
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
しっかり寝たのに、起きたばかりの朝からだるいということはありませんか?このように「朝からずっとだるくて辛い」原因は、心身へのストレスの蓄積かもしれません。今回は寝起きのだるさとストレスの関係と解消するための対策について、放置することのリスクとあわせて解説していきます。
朝から感じるだるさの一因は、心身に蓄積されたストレスにある可能性があります。人間は、対人関係や仕事などからくる「精神的ストレス」の他にも、過重労働による「身体的ストレス」や、気温や湿度などの影響による「生活環境ストレス」にもさらされています。これらの各種ストレスは、少しずつであれば日々の睡眠・休養で解消されていくため、心身の回復に影響を及ぼすことはありません。
しかし、それぞれのストレスが蓄積されていくと身体の神経系・免疫系・内分泌系のシステムに支障をきたすようになり、疲労感やだるさを除去できなくなる場合があります。起床時にだるさを感じるということは、ストレスが休養で解消できないほどに蓄積され、身体症状として現れている可能性があります。
精神的・身体的・生活環境などのストレスが蓄積されていくと、免疫機能の低下など、様々な機能異常が引き起こされることがあります。これらの機能異常の影響で、だるさや疲労以外にも、以下のような症状が現れることがあります。ストレスによる起床時の疲労感・だるさを放置すると、これらの不調が現れるリスクが高まる可能性があります。
ストレスが原因と思われる起床時のだるさは、以下の方法で「溜まったストレスを解消する」もしくは、「ストレスの原因自体を改善する」ことが対策につながります。
人間は精神・身体・生活環境など、あらゆる面からストレスを受け続けています。通常、これらのストレスは睡眠や休養で解消されますが、過度なストレスは解消されず蓄積されていき、起床時のだるさや疲労感として現れる場合があります。この身体からのSOSを放っておくと、心身にさまざまな異常をきたすことがあるため、なるべく早めにストレスを解消・改善する対策をとってください。