記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/3/30
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
性行為をするときは、お互いに妊娠や性感染症(STI)から身を守ることが必要です。コンドームなしでセックスをするのは、使用したくないいくつかの理由があるのかもしれません。コンドームを使わないと主張する言い訳と、その対処法をお教えします。
どのように健康であるかは問題ではありません。無防備なセックスをしていると、STIに感染し、望ましくない妊娠をする危険性があります。そんなことは起こらないと思うのはまちがいで、かんたんに起こりうるのです。STIは、外見では感染しているかどうかを知ることはできません。
コンドーム使用のセックスでも、良質なコンドームを使うことで自然に感じることができます。男性の中には、コンドームを使用すると勃起(ぼっき)が長く続く人もいます。コンドームなしでセックスするのは当然と思っていると、あなたと彼氏は感染の危険にさらされることになります。
これに対するあなたの回答は「コンドームを使用するのに悩まされたくないなら、私はセックスすることで悩まされたくありません」でしょう。コンドームを使用するほうが、不快な症状を示すSTIを治療するために病院へいくよりも簡単なことです。
過去に嫌な経験をしていると、コンドームが好きではない人もいます。おそらく、彼氏はコンドームを使うと勃起の継続ができなかったり、使うのが難しいと感じたからでしょう。また「コンドームは好きではない」とほかの人が言っていたので試したことがないかもしれません。
過去にコンドームで感度が落ちたときは、薄いコンドームを探してください。非常に薄く、身に着けていないように感じることができます。あるいは、あなたと彼氏の感度を高めるためにテクスチャード加工のコンドームもあります。感度を低下させるコンドームが好きな人もいて、あまりに早く射精することを恐れている人には最適でしょう。
酔っ払うことは、コンドームの使用を忘れることの最も多い理由の1つです。危険性についてどれだけ知っていても、アルコールを多量に飲むと無防備な性行為の結果を顧みなくなります。ベッドにコンドームの箱を置き、外出するときには一緒にいくつかをもっていきましょう。セックスを予定していない場合でも、念のために夜の初めにバッグやポケットにコンドームを入れておきましょう。
コンドームをしていると勃起の継続が難しい人もいます。勃起が始まってからコンドームの心配をすると勃起が萎えてしまうため、コンドームと勃起を関連付けようとします。彼氏が何を考えているのか心配する人もいます。コンドームを着用しながらセックスを楽しむことを学びましょう。コンドームつけてオナニーをしてオーガズムを得られるようにすると、次回セックスをしたときにも自信をもてるようになります。彼氏とコンドームを着けることは、中断ではなくセックスの楽しい一部分にすることです。
コンドームをつけてあげたり、コンドームをつけてオナニーすることができれば、興奮が中断することはありません。
コンドームにはさまざまなサイズがありますので、適切にフィットするコンドームを簡単にみつけることができます。
男性が避妊手術をしていようとしなかろうと、無防備なセックスをすることはSTIに感染したり、パートナーを感染させます。
いつもコンドームを自宅に置き、出かけるときに必ずコンドームを持ち歩いて準備しておきましょう。
多くのSTIは目立つ症状がなく長い間発見されないことがありますので、危険性がないわけではありません。
非常に少数の人にしかコンドームにアレルギーを起こすことはありません。アレルギーの原因とならないコンドームがあるので、アレルギーは無防備な性行為をする言い訳にはなりません。
予期せぬ妊娠やSTI感染を予防するためには、コンドームが必要不可欠です。彼氏がコンドームを使いたくないというのは、ほとんどの場合「言い訳」にすぎませんね。
セックスを愉しむためにいろいろな種類のコンドームを試してみることです。コンドームがセックスをすることの一部になるようになれば、より安全なセックスライフが送れるでしょう。コンドームを選ぶときには「安全基準マーク」のついたものを使うことも忘れないでくださいね。