唇が乾燥でカサカサ…どんなケアをすればいい?

2018/11/17

谷口 隆志 先生

記事監修医師

川崎たにぐち皮膚科、院長

谷口 隆志 先生

冬が近づくにつれ、気になり始めるのが唇の乾燥。ルージュやリップグロスがキレイに乗らないだけでなく、裂けて血が出てしまうことも…。このカサカサの唇には、どんなケアをすればいいのでしょうか?

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唇が乾燥しやすいのはなぜ?

口唇は「皮膚粘膜移行部」と呼ばれる特殊な部位です。皮膚というよりも粘膜に近く、常に濡れている状態なので、外気の湿度の低い秋冬の時期は乾燥しやすくなります。また汗腺や毛包もないので皮膚を保護する水分や皮脂が少なく、加えて、角層(皮膚の最も外側にある、ラップのような薄い層)が薄いために、バリア機能が弱く、荒れやすくなります。

こうした性質上の話だけでなく、唇を舐める行為も乾燥につながります。無意識のうちにこの行為をしている方は多いのですが、唾液で一時的に唇が潤っても、かえって乾燥状態が悪化してしまうので注意しましょう。

唇の乾燥をケアするには

バリア機能の弱い唇は、そもそも乾燥しやすく、荒れやすい部位です。唇がカサカサになっていたり、裂けたりと荒れがひどいときには、メイク用のルージュやグロスは控え、ワセリンや保湿系のリップでケアをすることをおすすめします。特に荒れがひどくないときも、年間を通じてこうした保湿ケアを行うのが有効です。

また、皆さんはふだん唇もしっかりクレンジングしているでしょうか?
ルージュやグロスは色素が入っており、これが唇に残ったままだと荒れの原因になり得ます。クレンジング剤でやさしくメイクを落とすようにしましょう。

そして唇が乾燥しているときは、洗顔の仕方にも注意しましょう。洗顔時、唇に水がついた状態で放置すると、余計乾燥を悪化させる要因になるからです。リップクリームを塗ってから洗顔をすることをおすすめします。

リップクリームの成分には注意を

リップクリームは唇の保湿に有効なアイテムではありますが、香料や保存料などが入っており、それが原因で唇の荒れがひどくなってしまうこともあります。メントール入りのもので唇がかぶれてしまう人もいるので、カサつきや荒れが悪化してしまった場合は、皮膚科を受診されることをおすすめします。

おわりに:唇は乾燥しやすい部位。空気の乾燥する冬場は一層のケアを

冬は乾燥する季節ではありますが、そもそも唇はバリア機能が弱いため、ちょっとした刺激が積み重なるだけもすぐに荒れてしまう傾向にあります。ふだんの洗顔やルージュを塗る前に、保湿系のリップやワセリンをつける習慣をつけていきましょう。

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