赤ちゃんの脱水症状を防ぐには、どんなことに注意すればいい?

2017/4/17 記事改定日: 2019/5/10
記事改定回数:1回

前田 裕斗 先生

記事監修医師

国立成育医療研究センター フェロー

前田 裕斗 先生

暑い夏、風邪や下痢のとき、赤ちゃんは脱水状態になりやすいです。
大切なかわいい赤ちゃんのために、今回の記事では、脱水症状のリスクと予防のための対策をまとめました。

赤ちゃんの脱水症状の原因とは?

最近日本では過酷な猛暑が続いています。脱水症状のリスクが高い赤ちゃんや小さいお子さんは、特に注意が必要です。

人間の体は、生きるために水に依存しています。 体内のあらゆる細胞、組織、器官には水が適切に行き渡る必要があります。たとえば、体は水を使って体温を維持し、廃棄物を除去し、関節を潤滑にします。 水は健康な体を維持するのに欠かせないものです。

水は体重の半分以上を占めています。 お風呂に入ったとき、運動をしたとき、そして呼吸するときでさえ、体は水を失っています。
当然、暑いときや熱があるときは、さらに速く水を失うことになるのです。

そして、風邪などが原因での嘔吐や下痢も急速な水分喪失につながり、失った水を補給しなければ脱水状態になります。

赤ちゃんの脱水症状の特徴は?変化に気づくには何に注意すればいい?

赤ちゃんが脱水症状になったときには、以下のような体や様子の変化が見られます。赤ちゃんは自分の言葉で症状や不快さなどを訴えることができないため、普段からよく様子を見て、当てはまる症状が多い時にはなるべく早めに病院を受診するようにしましょう。

  • ぐったりして元気がない
  • 機嫌が悪くぐずっている
  • 尿の回数が減り、色が濃くなっている
  • 唇や口の中が乾いている
  • 大泉門がへこんでいる
  • 皮膚の張りが低下する

暑いときの赤ちゃんの脱水症状予防

暑いときは、とくに脱水症状を起こしやすくなります。
以下の工夫をして、暑い時期を乗り切りましょう。

エアコンで室温を一定に保ち、風通しをよくする
夏は28℃くらい、そのほかの季節は20℃〜25℃くらいを目安に、エアコンを使って室温を一定に保ちましょう。
ただ、風通しが悪いのもよくないので、涼しくなってきたら窓を開けたり、サーキュレーターを使うなどして、風通しにも気を使いましょう。
暑い時間帯は外出を控える
1日のうちで最も暑い、11時から15時の時間帯はあまり外出しないようにしましょう。
赤ちゃんに直射日光が当たらないようにする
窓にブラインドやすだれなどをつけて、室内が暑くならないようにし、赤ちゃんに直射日光が当たらないようにしましょう。
水分補給をする
こまめに水分補給をしましょう。水だけでなく、白湯や麦茶、赤ちゃん用のイオン飲料も飲ませるようにしてください。
もし脱水の兆候があるときは経口補水液や経口補水液ゼリーを与えてください。
天気予報をチェック
こまめに天気予報をチェックし、暑さに備えましょう。
涼しい場所を見つけておく
外出時に利用できる涼しい場所を見つけておきましょう。

おわりに:暑さ対策とこまめな水分補給で赤ちゃんを脱水から守ろう

赤ちゃんの体はまだまだ未熟で、脱水症状を起こすと、命の危険を伴います。普段からコメめな水分補給と暑さ対策を徹底しましょう。
赤ちゃんは、自分で症状を訴えられません。大人がいち早く気づいて、対応できるように心がけてください。

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