妊活中の女性必見!妊娠の確率をアップさせるコツ

2017/4/10

前田 裕斗 先生

記事監修医師

前田 裕斗 先生

「そろそろ赤ちゃんがほしいな」
「でもなかなかできない・・・」
という妊活中の女性に向けて、
妊娠の可能性をちょっとでも上げるための
基本的なコツをご紹介します!

冷凍宅配食の「ナッシュ」
冷凍宅配食の「ナッシュ」

生理周期を把握する

前回の生理開始日からおよそ2週間後、女性の体内ではホルモンの変化が起こり、卵巣から卵子が一つ排出されます。この卵子は、卵巣と子宮をつなぐ卵管を通って移動します。これがいわゆる「排卵」です。
この排卵日から数日以内にセックスをすると、妊娠しやすくなります。

卵子が生きているのは排卵してから12~24時間と短く、妊娠するためにはこの間に精子が卵子と出会って受精する必要があります。しかし、卵子と違い精子は女性の体内で最大7日間生き延びられるため、排卵の前に精子を送り込むことで受精する確率をアップさせることができます。

セックスの回数を増やす

当たり前の話かもしれませんが、セックスの回数を増やせば妊娠する機会も増えます。
妊娠したいのであれば、活発で快適な性生活を送ることがなにより大切です。妊活中にもかかわらず、そもそもセックスの頻度が少ないから妊娠できない人もいるのです。

先述のとおり、生理周期を把握しておくことも大切ですが、生理周期にしたがってセックスをする日を決める必要はありません。そもそものセックスの頻度を増やしたほうが効果があるのです。妊活中の人には、2~3日に一回はセックスをすることをおすすめします。

排卵日を特定してのセックスはストレスになってしまう夫婦も多く、ストレスが溜まるとセックスの回数も減ってしまいます。
排卵日を予測するために、専用のキットを買ったり、体温を測ってグラフにする人もいますが、毎日測定してグラフにするのは続けるのが難しい場合もあり、体温の変化は必ずしも信用できるものではありません。また、毎日の測定によって不要な心配事が増えてしまう場合もあります。ストレスを少なくし、セックスをもっと幸せに楽しんでください。

妊娠できる確率

避妊しないセックスを一年間続けると、35歳以下の女性のうち10組に9組は自然に妊娠できると言われています。
もし、一年以上たっても妊娠しない場合、医師に相談してください。受胎機能について問題がないか検査し、対策などをアドバイスしてもらえるでしょう。
また、36歳以上の女性や、過去に卵巣の手術や、子宮や卵巣の感染、子宮内膜症など受精に影響するような歴のある方も、早めに病院を受診してください。

おわりに

「妊娠したいなら、排卵日を計算して妊娠しやすい日にセックスをするのが効率的」と聞いたことがあるかもしれませんが、それよりもセックスの回数を増やすほうがなんと効果的なのです!妊活に熱心であればあるほど、ナーバスになってしまうこともあるかもしれませんが、まずは楽しみながら心地いいセックスをすることが大切ですよ。

関連記事

この記事に含まれるキーワード

妊娠(190) 妊活(49) 生理周期(2)