赤ちゃんとのお散歩、太陽光から赤ちゃんを守るスキンケアは?

2017/4/17

前田 裕斗 先生

記事監修医師

前田 裕斗 先生

ぽかぽかと気持ちの良い日に、赤ちゃんとのお散歩は楽しいもの。
でも、気をつけないと太陽光は赤ちゃんの皮膚にトラブルをもたらすことが多いです。

この記事では、太陽光から赤ちゃんを守るスキンケアについて
まとめてみました。

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太陽光のダメージは皮膚がんになる可能性も!?

赤ちゃんといっしょに外に出て遊ぶのはとても楽しいものですね。
でも、天気がどうであるかにかかわらず、強い太陽光から赤ちゃんの柔らかい肌を守ることは重要なことです。
ドアの外へ出る前に、太陽光の下での安全対策について確認しましょう。
歩き始めた赤ちゃんや、歩けるようになり遊ぶのが大好きな子供は、公園の遊具で何時間も遊んでいます。

しかし、太陽光の下で長い間遊んでいても安全なのでしょうか?
太陽光による肌ダメージは人生を通じて蓄積していくため、小さい頃太陽光にさらされていた時間が後のダメージの原因となります。赤ちゃんが太陽光のダメージを受けすぎた場合は、成長してから皮膚がんのリスクが高まります。そのため赤ちゃんの頃から、太陽光対策を習慣づけることが重要です。
太陽光対策とは、家の中にずっと隠れていなければいけないということではありません。太陽の下にいるときに正しい対策をすればよいのです。

赤ちゃんの日焼け止め対策ってどうするの?

日焼け止めクリームの塗り方や、そのほかの日焼け対策についてまとめました。

効果のある日焼け止めクリームを使う

日焼け止めクリームは効果のあるものを選びましょう。
有害な紫外線から肌を守るために、最低でもSPF30の日焼け止めクリームを選ぶようにし、UVA、UVBの両方の紫外線を防ぐものにするのが好ましいです。わからない場合は薬局の人などに聞いてみましょう。

日焼け止めクリームはたっぷり

日焼け止めクリームはたっぷり塗りましょう。米国皮膚科学会(American Academy of Dermatology)によると、多くの人が必要量の半分の量しか塗っていないというデータが出ています。さて、どのぐらいの量が適量なのでしょうか。大人の体の露出部分に適している量は、約30mlです。幼児の場合はその量の半分くらいが必要量となります。15mlは、赤ちゃんの片手の手のひらいっぱいくらいの量です。

塗り忘れに注意

重要な場所を塗り忘れないようにしましょう。腕、脚、顔など、明らかに塗らなければならない部分に加えて、塗り忘れがちな場所、耳、首、脚の裏側の部分、脚の甲、手にも塗りましょう。意外な場所としては、唇も日焼けすることを覚えておきましょう。赤ちゃんの唇を守るために、SPF15程度のリップクリームを塗ると効果的です。

2時間ごとに塗り直す

何度も、何度も塗り直しましょう。屋外に出る30分前に日焼け止めを塗っておくことで、肌が日焼け止めを吸収してくれます。
理想的には約2時間ごとに日焼け止めクリームを塗りなおすことが求められますが、汗をかいたり水の中で遊んでいる場合はもっと頻繁に塗りなおしましょう。日焼け止めクリームのラベルに防水や耐水と書かれていても、赤ちゃんの体が濡れた後は、塗りなおす必要があります。

曇っていても塗る

曇っていても、日焼け止めクリームなしで外出して良いということにはなりません。曇りでも、紫外線の80%が雲を突き抜けて降り注いでいるため、日焼け止めクリームを塗ることが必要です。

太陽光が強い時間は外出を控える

外出の時間を考えましょう。太陽光が最も強い時間帯である午前10時から午後16時の間は太陽光が最も強く、この時間日陰にいる時間を増やすことで太陽光から赤ちゃんを守ることができます。

太陽光から赤ちゃんを守る服装

白いTシャツのSPF値は7程度しかないといわれています。濡れるとSPF値は3に落ちてしまいます。このため、Tシャツの下の肌にも日焼け止めクリームを塗るといいでしょう。
薄い色の服やざっくりと編まれた生地は、ほとんどの紫外線を通過させてしまうことを覚えておいてください。
日焼け止めに効果のある服装とは、濃い色、生地が厚いもの、もしくは生地に紫外線防止加工をしてあるものです。
頭には、つばの広い帽子を被せるか、つばが前側についているキャップを被せましょう。

おわりに:適切なスキンケアで、赤ちゃんと楽しく過ごす

赤ちゃんの肌はとても傷つきやすいもの。太陽光のダメージは、毎日蓄積されていきます。大切な赤ちゃんと外で楽しく遊ぶためにも、適切なスキンケアをしてあげましょう。

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