ウォーキングシューズの正しい選び方!~これから始めるあなたに~

2017/6/8

山本 康博 先生

記事監修医師

MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長
東京大学医学部卒 医学博士
日本呼吸器学会認定呼吸器専門医
日本内科学会認定総合内科専門医
人間ドック学会認定医
難病指定医
Member of American College of Physicians

山本 康博 先生

ダイエットや健康のためにウォーキングを始めようと思う方は多いでしょう。どこでも、いつでも始められ、一度習慣にすると一生続けられる運動です。

この記事ではウォーキングを始める前のシューズ選びのポイントについてご紹介していきます。機能的なウォーキングシューズは歩くことを楽にしてくれます。自分の足にあったウォーキングシューズで快適なウォーキング生活を始めましょう。

冷凍宅配食の「ナッシュ」
冷凍宅配食の「ナッシュ」

ウォーキングのメリット


ウォーキングを定期的に行えば、ダイエットになるのはもちろんのこと健康を増進してくれるというメリットもあります。

心臓血管の強化

ウォーキングは心臓を強化し、血液循環を改善し、血圧を下げてくれます。ウォーキングを続ければ心臓病のリスクが低下することも研究でわかってきました。

骨の強化

ウォーキングは適度な負荷を体の骨に与え、骨を強化してくれます。また、ウォーキングは骨粗しょう症の骨損傷を和らげ、関節炎の進行を遅くするといわれています。

心の健康

ウォーキングはストレスを軽減し、気分を高めてくれることが研究によりわかっています。定期的にウォーキングを行うことで睡眠の質も改善し、うつ病などのこころの病気のリスクに陥る危険も減らしてくれます。

ウォーキングを始める前に~シューズ選びのポイント~

ウォーキングを始める前に注意してほしいのが、シューズ選びです。足に合った靴で歩けば、より快適に楽にウォーキングが行えます。以下でシューズを選ぶときのポイントをご紹介していきます。

お店でのシューズ選びのポイント

・1日の終わりに靴を買い行きましょう。日中動き回ることで、足はわずかにむくんでいます。そのため、もっとも足が大きくなっている時間帯に靴を買い行くことでぴったり合った靴を選ぶことができます。

・ウォーキング中に履く予定の靴下を履いて試し履きをしましょう。素足やストッキングを履いた足ではウォーキングにぴったりのサイズを測ることは難しいでしょう。

・販売員に両足を測ってもらいましょう。両足のサイズにわずかな違いがある場合もあります。また、足が体重を支えるときに足がわずかに大きくなるので、立った状態で測定しましょう。

・試し履きは両足で行い、店内をあちこち歩いてみましょう。違和感や窮屈さがあるときは、めんどくさがらずに違うものを試しましょう。履いているうちに慣れてくるだろうと思ってはいけません。

ウォーキングシューズに欲しい機能

ウォーキングシューズの最も重要な機能は、衝撃吸収、安定性、そして履いたときの快適さです。

衝撃吸収

歩くときは、最初にかかとが地面に当たるので、かかと部分に衝撃吸収力のある靴を選びましょう。

安定性

でこぼこした道を歩くときなどを想定して、足首と足の動きの全体でバランスを感じやすい靴を探しましょう。

靴の中の快適性

つま先を自由に動かすことができるスペースを確保することが重要です。一番長い足指の先と靴の全部との間にわずかにスペースにがあることが理想的です。

「+α」のアドバイス

シューズ選びのときに人によってはさらに気をつけるべきポイントがあります。

土踏まずがない

いわゆる「偏平足」と呼ばれる足の形状ですが、扁平足の人はかかととつま先をサポートする中敷を靴の中に入れると、楽に歩ける場合があります。偏平足であることを販売員に相談し、偏平足にあった靴を探してもらうのもいいでしょう。

足の長さが違う

足の長さが左右で違う人はサポート用の中敷をいれたり、靴の中にソールを入れることでより快適に歩ける場合があります。

おわりに:ぴったりのウォーキングシューズで快適なウォーキング生活を

ダイエットや健康のためにウォーキングをする場合、続けられることが大事です。快適に、楽に歩くことができれば、ウォーキングを続けやすくなります。自分にあったぴったりの靴でウォーキングの第一歩を踏み出しましょう。

関連記事

この記事に含まれるキーワード

ダイエット(255) シューズ(3) ウォーキング(46) シューズ選び(1)