離婚する前、家族のために知っておきたいこと

2017/1/26

誰にとっても離婚は辛いものですが、当人だけではなく、まわりの家族にも影響します。特に子どもにとって、両親が別れるのを目の当りにするのはとっても辛いものです。そのため、自分を責めたり、空気をよくするために明るく振舞ったりしなければならないと感じるかもしれません。さらには、孤独を感じたり、恐怖を覚えるかもしれません。この記事では、離婚する人が、自分の家族に対してできること、気をつけることを紹介していきます。

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離婚について家族に話す

最初のステップは、家族に何が起こっているかを伝えることです。話し合いのためポイントは以下のとおりです。

・正直に話す
離婚を家族に秘密にしないでください。難しい会話ですが、後回しにしても事態を悪化させるだけです。何を言うべきかできるだけ早く話し合うために、離婚相手に会ってください。離婚を冷静に落ち着いて伝えられるように、事前にリハーサルしてください。

・子どもは何も間違っていないことを強調する
離婚は、ただ夫婦の間だけのものです。

・子どものことが自分たちにとって一番大切であると伝える
自分たちが以前と変わらず子どもを愛していることも強調してください。離婚相手とは一緒に暮らすことはないかもしれませんが、子どもの両親であることには変わりません。

・質問には具体的に答える
おそらく子どもからは「どこで私は暮らすの?」「お父さんはどこに住むの?」と新しい生活について聞かれるはずです。

・情報を共有し過ぎない
正直に伝えることは重要ですが、子どもは両親の関係の詳細な部分を知る必要はありません。もし説明する時は、子どもの年齢、成熟度、性格を考慮しながら、必要な情報だけをできる限り伝えてください。

・早まった決定をしない
できるかぎりゆっくりと生活を変えていきましょう。さらに、子どもがこれまでやってきた習慣(スポーツや習い事)をできる限り継続できるようにしてください。

・離婚相手とお互いのことについてけなさない
二人で非難しないで、お互いを尊重し合ってください。二人に良好な関係があれば、子どもはより良く状況を受け入れるでしょう。

家族の健康のためにすること

子どもは、あなたが元気な姿をみせてあげることで元気になります。それをうけて、あなたも元気になるでしょう! スケジュールを充実させたり、新しいことに挑戦してみましょう。新しい趣味や、むかし好きだったけれど、時間がなくてできなかったものに再挑戦してみてもいいです。
そして、健康的な食事をして毎日運動するようにしてください。そうした生活を送ることで、心に良い影響が出ます。気心が知れた友人や家族とのふれあう時間も重要になります。

離婚前に考慮すべきこと

場合によっては以下のような状況になるおそれがありますが、正しく対処するようにしてください。

離婚相手が面会に現れない場合

離婚相手をけなしたりしたくなると思いますが、こらえましょう。離婚相手は子どもの親です。

自分に新しいパートナーがいる場合

離婚するには調整しなければならないことが無数にあります。
まず、子どもは片方の親と離れて暮らすことに慣れる必要があります。そしてその次に、新しいパートナーに慣れる必要があります。次のことをやってみてください。
・新しい生活をどう感じるかについて、子どもと話し合ってください
・子どもと一緒に過ごす時の習慣を保つようにしてください
・新しいパートナーと子どもが一緒に過ごす時間を多く持ってください

子どもが離婚相手と一緒にいたがる場合

たとえ親権を自分が持っていても、子どもは自分のやりたいことをしたいと思うので、子どもの年齢によっては、柔軟に対応しても大丈夫かもしれません。しかし、どのような親権の取り決めであっても、子どもは両親を見ていることを確認してください。

おわりに:離婚しても前向きに家族と暮らしていく

離婚した場合は、その家族も辛い思いをすることもあり、子どもも孤独感をもってしまうということはよくいわれます。ですが、最近では結婚しても3組中1組は離婚していることを考えれば、子どもは孤独を感じる必要はないともいえます。また、離婚を前向きにとらえることで、ご自身の苦痛と困難も和らげることができます。家族のためにも自分のためにも心身ともに健康でいることが、離婚後の生活を明るく過ごす秘訣です。

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