記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/6/22
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
多くの人は、運動することにあまり熱心ではありません。しかし、運動には心肺機能の向上、重病リスクの軽減、筋肉や骨の強化など多くのメリットがあります。また、気分が落ち込んでいる場合はストレスを減らし、気分を高めてもくれます。
今回は、運動のメリットや簡単に始められるやり方についてみてみましょう。
・成人:毎週少なくとも150分間以上の運動
・5歳から16歳までの子供:毎日60分間以上の運動
・5歳未満の子供:1日3時間以上の運動
大人にとっては、忙しいスケジュールの中わざわざ運動の時間を作るのは難しいかもしれません。仕事や家族との時間を除けば、自由な時間がほとんど残っていない人もいることでしょう。
運動することのメリットは、より強く、元気で、エネルギッシュな気持ちになれるというだけではありません。ダンスやスポーツなど、新しい事に取り組むことは自信にもつながります。
また、生活の中に運動を取り入れると、心拍数が上がり、身体が温まり、肺をより活発にする効果が期待できます。
以下を参考に、毎日運動する習慣をつくってみましょう!
楽しくないことは続きません。ですから楽しく続けられることを探しましょう。
運動するからといって必ずしもお金がかかるわけではありません。スポーツジムでのエクササイズもおすすめですが、無料でできる方法もたくさんあります。自分にあったものを探してみましょう。
新しい方法やルート、場所、そして人々との関わりは、人生をより豊かにさせてくれます。
友人や家族と一緒に運動を始めると、楽しさを共有できるので長続きするかもしれません。また一方で、仕事や家庭での時間が忙しく負担に感じている人とっては、運動を始めることが一人の時間を持ついい機会になるのではないでしょうか。
まずは夕食後15分間散歩することから始めてみてください。
窓拭きや床磨きなどもエクササイズになります。掃除機をかけるときは、小さなアタッチメントを使いながら、隅々まで丁寧に掃除するようにしましょう。
散歩時間1日1回を2回にしてみたり、いつもより長い散歩に連れていくと、ワンちゃんも喜ぶでしょう。
車を持っているのであれば、洗車に持っていくのではなく、バケツとスポンジを使って手洗いすることをおすすめします。
お財布にもやさしいですし、子供が手伝ってくれるようであれば、子供の運動にもなります。
メリンダ・ラティーニ博士は言います。「特別な設備はいりません。ジムのお金もかかりません。近所やショッピングモール、公園、またはルームランナーなど、あらゆるものを使って体重を減らしたり、血圧やコレステロール値を下げることができます。
1日5分もしくは10分でゆっくりと始め、有酸素運動のメリットを最大限に享受するために、ほぼ毎日最低でも30分歩きましょう。
外で歩く場合は、安全な場所を選び、涼しさを保ち、水分補給し、日焼け止めを塗るようにしてください」。
いかがでしたか? 体を動かさなきゃとはわかっていても、なかなか始められないのが現実。まずはゆっくりとしたペースのウォーキングから始めるのがよいでしょう。わざわざ時間をとれない場合は、朝の通勤時に駅まで歩いてみたり、エレベーターの代わりに階段を利用するという方法もあります。
体にいいことはわかっているのですから、まずは無理のない範囲で、毎日の活動量を増やしてみましょう。