記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/4/14
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
眼球と眼瞼の内側は、結膜と呼ばれる透明で薄い膜で覆われています。この膜が何らかの刺激で炎症を起こすと、目が赤く腫れたり、かゆくなったり、涙がとまらなくなることがあります。 これを結膜炎と呼びます。
細菌やウイルスまたはアレルゲンを含む物質が結膜炎を引き起こします。アレルゲンが刺激を引き起こして発症した場合を特にアレルギー性結膜炎といい、このタイプの結膜炎は伝染性ではありません。一般的なアレルゲンは下記のものになります。
・花粉、草、ブタクサ
・動物の皮膚および唾液などの分泌物
・香水
・化粧品
・スキンケア用品
・大気汚染
・煙
潤滑性点眼薬や抗ヒスタミン薬(アレルギー用の薬)が症状の緩和に役立ちます。 点眼薬と抗ヒスタミン薬は市販の薬局で購入することができます。目の上に冷やした布をのせるのも症状の軽減に役立ちます。
アレルギー性結膜炎用の点眼薬は、かゆみ、涙目を抑え、再発を防ぎます。 抗ヒスタミン薬、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が含まれ、いくつかの点眼薬は、これらの組み合わせです。 点眼薬の中には、処方箋が必要なものもあります。 適切な点眼薬については医師に相談してください。
最初の一滴が痛みを感じさせることがありますが、通常数分でなくなります。副作用など薬にたいして不安な点があれば、点眼薬の使用前に医師に相談してください。
結膜炎を悪化させることがあるため、アレルギー性結膜炎の間はコンタクトレンズは避け、眼鏡をかけてください。
原因となるアレルゲンを特定し、回避するようにします。 たとえば、花粉やカビにアレルギーがある場合、屋外で花粉やカビのレベルが高い時は室内にいるようにしてください。アレルゲンのレベルは天気予報で知ることができます。 部屋のドアや窓は閉じたままにし、エアコンで温度調整してください。
・結膜炎が、ウイルス、細菌、またはアレルゲンのためなのか、どうすればわかりますか?
・自分の症状は感染性の結膜炎ですか?
・抗ヒスタミン薬で症状は治まりますか? その場合、どの抗ヒスタミン薬を何日くらい服用すればいいですか?
・点眼薬は症状を和らげてくれますか? 何日くらい使ったほうがいいですか?
・結膜炎で視力に障害は出ますか?