消化不良

2017/3/16

三上 貴浩 先生

記事監修医師

東大医学部卒、医学博士

三上 貴浩 先生

概要

胃の上部中央部に痛みや不快感があり、たいていの場合、常に痛みがあります。老若男女関わらず、4人に1人の割合で発症します。

症状

消化不良の徴候は以下のとおりです。徴候がある場合、または胃の痛みや不快感がある場合は、医師に相談してください。
・嘔吐
・胃の焼けるような痛み
・腹部膨満
・胸焼け
・吐き気
・げっぷ

原因

胃潰瘍または酸逆流症によって引き起こされることがあります。酸逆流症がある場合、胃酸は食道に戻り、胸の痛みを引き起こします。医師は、潰瘍や酸逆流症を調べるためにいくつかの検査を行いますが、原因がはっきりしない場合もあります。抗炎症薬といった薬で消化不良になることもあります。

治療

薬剤による治療が最も一般的で、胃潰瘍がある場合、酸遮断薬を服用し、胃の中が細菌に感染している場合は、抗生物質を服用します。
医師が、他に服用している薬が消化不良を引き起こすと判断し、別の薬を処方することもあります。胃酸を減らす薬も痛みを緩和し、酸逆流症にも効果があります。
医師は、次の場合、内視鏡検査を勧めます。
・消化不良薬を約8週間服用しても、胃の痛みが続く。
・痛みがしばらく消えても、また再発を繰り返す。

合併症

胃潰瘍、まれに胃がんなどの徴候となることがあります。
消化不良は、医師に相談してください。以下のいずれかにあてはまる場合に特に重要です。
・50歳以上
・体重の減少
・嚥下に問題があります
・嘔吐
・便が黒くタール状

予防

胃の状態を良好に保つために、日常生活でできることを紹介します。
・喫煙している場合は、禁煙する。
・食べると胃の調子が悪くなる食べ物があるなら、食べるのを避ける。
・ストレスを減らすように努める。
・酸逆流がある場合は、就寝前には何も食べない。頭を足よりも下げた位置にして眠るのも役立ちます。
・医師の指示がない限り、イブプロフェン、アスピリン、ナプロキセン、ケトプロフェンなどの抗炎症薬を服用しない。ただし、アセトアミノフェンは胃を傷つけることがないので問題ありません。

関連知識

消化不良の薬の副作用

消化不良のための薬には、特に強い副作用はなく、あっても自然になくなります。副作用としては、舌や便を黒くしたり、頭痛、吐き気、下痢が挙げられます。個人的に副作用が嫌な理由がある場合、医師に相談してください。抗生物質を使う場合、症状が良くなっても、決められた量・期間は処方通りに服用してください。

医師に相談するための質問

・生活習慣の変えることで消化不良は改善できますか?
・どのような薬がありますか?副作用はありますか?
・どんな薬は避けるべきですか?
・避けたほうがいい食べ物、食べたほうがいい食べ物はありますか?
・消化不良は別の病気の徴候ですか?

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