記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/3/21
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
血液が正常よりも高い圧力で動脈を通過するときに高血圧となります。血圧が高すぎたり長時間高いままにしておくと、さまざまな健康上の問題を引き起こす可能性があります。
正常な血圧は、収縮期120以上/拡張期80未満ですが、収縮期140以上/拡張期90以上が高血圧です(収縮期血圧が120~140/拡張期血圧が80~90の間は前高血圧症と呼ばれます)。
高血圧はサイレント・キラーと呼ばれ、はっきりとした症状がありません。多くの異なる要因によって高血圧となる可能性があります。
可能性のある要因は、以下のとおりです。
・塩、脂肪、および/またはコレステロールが多い食事
・腎臓やホルモンの問題、糖尿病、高コレステロールなどの慢性疾患
・家族歴:両親や近親者が高血圧
・身体活動の欠如
・高齢(高齢であるほど、高血圧を発症する可能性が高くなります)
・過体重および肥満
・人種(非ヒスパニック系の黒人は高血圧となる可能性が高いといわれています)
・いくつかの避妊薬
・ストレス
・喫煙、多量のアルコール摂取
治療は、血圧を下げ心臓病のリスクを軽減するために生活習慣を見直すことから始まります。
降圧薬で血圧を正常レベルに下げます。薬でしか血圧をコントロールできない場合、一生薬を飲みつづける必要がありますが、医師と相談しないで薬を飲むことをやめると、脳卒中や心臓発作などの危険性を高めることがあります。生活習慣を変えることで、必要な薬の量を減らすことができます。服用を中止したいときは必ず医師に相談してください。
・タバコを吸ったり、タバコ製品を使用しない
・太りすぎであれば体重を減らす
・定期的な運動
・多くの果物や野菜や、脂肪が少ない健康的な食事をとる
・塩分、アルコール、カフェインの摂取を制限する
・リラクゼーションなどでストレスを軽減する
・血圧計で定期的に血圧をチェックする
・高血圧になる危険性がありますか?
・血圧の数字は何を意味しますか?
・血圧を下げるために生活習慣を変える必要がありますか?
・降圧薬が必要なときはどんなときですか?
・薬を飲むことのリスクとメリットは何ですか?