記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/3/21
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
ます。
顕微鏡的血尿は、尿中に赤血球があるものの、排尿時に血液を見ることはできない症状です。
「顕微鏡的」とは、微細で顕微鏡でしか見ることができないことを意味し、 「血尿」は、尿中の血液を意味します。
顕微鏡的血尿の一般的な原因は以下です、
・腎臓感染症
・前立炎肥大
・尿路感染
・腎臓のろ過システムでの腫れ(「糸球体腎炎」と呼ばれる)
・膀胱または腎臓の結石
・嚢胞性腎疾患などの遺伝の疾患
・薬の副作用
・鎌状赤血球貧血のような血液疾患
・尿路にある腫瘍(癌であることもある)
・エクササイズ(これが原因の場合、血尿は通常24時間以内に消えます)
医師は通常、尿を検査し、赤血球の有無を調べ、原因になっているかもしれない他の事柄もチェックします。白血球が尿中にあれば、通常、感染していることを意味し、尿に血液があれば、医師は何が原因か探っていきます。
原因が明らかではない場合、超音波などの検査を行います。細胞診や内視鏡といった特殊なツールで膀胱内部を見る検査は、通常、泌尿器科医が行います。
・女性の場合:排尿前に殺菌シートで膣をきれいにします。
・男性の場合:尿を出す前に、殺菌シートで亀頭をきれいにします。
・トイレで排尿し、カップの中に尿を入れます。
・採取後は、石鹸と温かい水で手を洗ってください。
・顕微鏡で尿を見て、血液が入っているかどうか調べます。
尿中の血液の原因が明らかであれば、医師が処置し、その後、尿を再度チェックして、血がなくなったかどうか調べます。再チェックで血が出た場合、さらに検査するか、泌尿器科医に相談してください。
顕微鏡的血尿では、尿中の血液の原因を見つけることが何よりも重要であることを覚えておいてください。
・どのような治療法がベストですか?
・尿中の血液の原因は何ですか?
・腎結石がありますか?
・服用できる薬はありますか?
・手術が必要ですか?
・どのくらいの間隔で再チェックしてもらう必要がありますか?
・癌になりますか?