睡眠時無呼吸

2017/4/4

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概要

睡眠時無呼吸は深刻な睡眠障害です。 睡眠時無呼吸症候群の人は、睡眠中、一度に10秒から30秒間呼吸が停止します。 これらの短い呼吸停止は、酷ければ毎晩何百回も発生する可能性があり、その間睡眠が妨げられることがあります。
5%前後の人が睡眠時無呼吸を起こし、男性、肥満傾向の人、40歳以上の人はより可能性が高くなります。しかし、どの年齢の人にも睡眠時無呼吸に陥る可能性があります。
睡眠時無呼吸に曝されていると、下記のような症状が出て日常生活に影響を与えているかもしれません。 診断が行われ治療を開始すると改善される可能性があります。 治療法が何であれ、まわりからの支援が助けになることを忘れないでください。

症状

眠っている間に起こる症状として、同居人があなたの睡眠中の特徴的ないびきや長い呼吸停止に気づくことがあります。 本人は睡眠時のことを覚えていなくても、昼間に異常な眠気(仕事中、運転中または会話中など)、起床時の頭痛、物忘れ、気分の変化、異性への関心の低下などの症状が見られることもあります。

原因

睡眠時無呼吸には、閉塞性無呼吸と中枢性無呼吸の2種類のタイプがあり、 閉塞性睡眠時無呼吸がより一般的なタイプで、睡眠時無呼吸症候群を抱えている10人のうち9人はこのタイプの無呼吸を患っています。 閉塞性鼻炎を抱えていると、気道が狭くなり、十分に空気を取り入れることができません。 また、肥満があると喉の大量の脂肪によって気道が狭窄したり、舌、扁桃または口蓋垂(喉の後ろに垂れ下がる小さな部位)の腫れによっても気道が狭窄する可能性があります。
中枢性睡眠時無呼吸はあまり一般的ではありませんが、このタイプの睡眠時無呼吸は、中枢神経系の機能に関連しており、 脳が呼吸に関する機能に異常が生じている状態です、脳に疾患があったり心不全の患者に合併する事が多いです。

診断

医師はあなたの疲れや眠気、就寝時の習慣や熟睡できているかなどを問診します。 また、睡眠研究のために睡眠障害センターに行くよう求めるかもしれません。 睡眠障害センターではポリソムノグラフィーなどの検査が行われ、どのような睡眠時無呼吸があるのかを明らかにすることができます。

治療

閉塞性睡眠時無呼吸の軽度の症例は、マウスピースにより顎が落ちにくくすることで治療することができます。
またCPAP(持続的陽圧換気法)と呼ばれる寝ている間に特別なマスクを着用する治療を行うことがあります。
場合によっては、喉頭から扁桃腺組織などを除去し気道の開存性を保つための手術が必要です。

緩和する方法

以下の手順は、睡眠時無呼吸に罹っている多くの人に役立ちます。
・アルコールや睡眠薬の使用をすべて止めてください。 睡眠薬は喉の後ろ側の筋肉がゆるみ、気道が狭くなる可能性があります。
・喫煙している場合は、禁煙してください。
・太りすぎの場合、体重を減らしてください。
・仰向けではなく横向きで眠ってください。

合併症

睡眠時無呼吸が治療されないと深刻な問題を引き起こす可能性があります。未治療の重度の睡眠時無呼吸の場合、高血圧、心不全、脳卒中のリスクが高くなります。 運転中に眠ってしまうと事故を起こす可能性も高くなり、治療を受けることが非常に重要です。

医師に相談するための質問

・睡眠時検査が必要ですか?
・睡眠時無呼吸と関連する健康リスクは何ですか?
・睡眠時無呼吸の治療に役立つライフスタイルの変更は何ですか?
・CPAP装具を着用する必要がありますか?

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