記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2019/10/22
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
時間帯や状況に関係なく、突然襲ってくる頭痛。薬局の開いていない真夜中に頭痛に見舞われ、焦った経験がある人も多いのではないでしょうか。今回は、真夜中に頭痛が起きたときのために知っておきたいコンビニで買える頭痛薬について、その条件や種類、利用上の注意点などをまとめて解説します。
薬の種類にもよりますが、店舗で薬を販売するには原則として登録販売者、または薬剤師のどちらかの有資格者が所属していなければなりません。このため、コンビニでも登録販売者、または薬剤師が在籍している店舗であれば頭痛薬を購入できる可能性もあるというわけです。
しかし実際に薬を販売するための条件を満たし、販売を行っているコンビニの店舗は非常に少ないです。このため、大手のコンビニチェーンでは、自社の公式サイト内に「薬を販売する店舗」を検索できる特設ページを設置しているところもあります。
店舗によって品ぞろえは異なりますが、薬を扱っているコンビニで購入できる頭痛薬の種類として、以下のようなものがあります。
基本的に、コンビニで販売できる頭痛薬は、効き目が緩やかで副作用が少ない「第二類医薬品」に分類される薬のみです。「イブクイック®︎頭痛薬DX」「イブ®︎A錠EX」「バファリン®︎EX以外のバファリンシリーズ」は、いずれも第二類医薬品に該当します。
一方、効き目が強く、副作用のリスクも高い第一類医薬品に該当する「ロキソニン®︎S」「バファリン®︎EX」は、薬局以外で扱うのはリスクが大きいと考えられているため、コンビニなどでは販売していません。
突然の頭痛に対処するためにコンビニで頭痛薬を購入するときは、登録販売者、または薬剤師から薬に関する説明を必ず聞きましょう。どんな薬にも、利用には効能と一緒に副作用に見舞われるリスクがつきまといます。
またコンビニで購入した薬を利用しても症状が改善しない場合は、悪化する前に病院で診てもらうことも大切です。体に起きている不調の原因を特定し、適切に治療するためにも、不安を感じたら無理をせず病院に行きましょう。
登録販売者、または薬剤師が在籍するコンビニの店舗では、市販薬を販売することが法律で認められています。このため、条件を満たしているコンビニであれば、いつでも薬を購入することができます。ただし、コンビニで販売できる薬の種類は、比較的緩やかな効き目の第二類医薬品までで、効き目の強い第一類医薬品は扱っていません。コンビニで薬を購入するときは必ず登録販売者、薬剤師の説明を聞き用法・用量を守って利用しましょう。