記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2020/1/8
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
つらい咳やしつこい痰が長引いて体力消耗してしまう…なんてことはありませんか?そういった喉の不快な症状にアスベリン®︎という薬が処方されることがあります。この記事ではアスベリン®︎の効果や種類、副作用などを紹介します。
アスベリン®︎は咳や痰の症状を鎮める薬で、非麻薬性中枢性鎮咳薬に分類されます。麻薬性ではないので、習慣性がありません。上気道炎や気管支炎に伴う咳や痰を緩和する薬としてよく知られています。子供が発症した風邪による咳や痰の緩和にも処方されます。
アスベリン®︎は安全性が高く副作用がほとんどみられない薬ですが、食欲不振、口の乾き、眠気、便秘があらわれた報告があります。眠気が出る可能性を考慮して、服用後は車の運転は控えましょう。
また、まれにですが、呼吸困難、発疹(アナフィラキシー様症状)、咳が出るなど重大な副作用があらわれることがあります。重大な副作用があらわれた場合はすぐに医療機関を受診してください。
アスベリン®︎は安全が高い薬ですが、アレルギーを持っている人は服用時に注意が必要です。受診時に必ず医師に伝えてください。
アスベリン®︎はさまざまなタイプがある薬剤です。症状や薬のタイプによって用法用量が異なります。医師と薬剤師の説明をきちんと聞き、指示通りに服用してください。薬を服用後に薬の代謝物の影響で尿に赤味が出ることがありますが、心配しなくて大丈夫です。
アスベリン®︎は咳や痰の症状を緩和する作用を持ち、副作用のリスクが小さい薬です。錠剤、散剤、シロップなど薬のタイプはさまざまで、症状などを考慮して医師が処方を決めます。用法用量を守り、正しい使い方をして症状緩和を目指しましょう。