コカール®︎ってどんな症状のときに処方されるの?

2020/1/16

熱や頭痛など、体の痛みの症状があるときにはコカール®が処方される場合があります。この記事では、コカール®がどのようなお薬なのか、佐用や特徴はもちろん、使用することで起こり得る副作用や注意点まで、まとめて解説していきます。

コカール®︎ってどんな薬?

コカール®は、カロナールという解熱鎮痛薬の特許が切れた後に同様の成分や有効性になるよう作られた後発医薬品、いわゆるジェネリック医薬品です。皮膚の血管を拡張させることで解熱を、脳の痛みへの感受性を低下させることで痛みを緩和する作用があります。

解熱鎮痛剤のなかでも比較的穏やかな効き目の「アニリン系薬剤」に分類され、インフルエンザや風邪による発熱をはじめ、以下のような症状に対し処方されます。

コカール®が処方される症状の具体例
大人の頭痛、歯痛、生理痛、関節痛、薬剤性の発熱、子どもや赤ちゃんの発熱

軽度~中等度の痛みに幅広く効果を発揮する薬として世界的に知られ、WHOが提唱する疼痛治療法の第1段階治療薬にも位置づけられています。また、開発されてから時間が経っているため薬価が安く、かつ長期利用しやすいという特徴を持ちます。ただし、リウマチなど強い炎症を伴う痛み治療には向きません。

コカール®︎の副作用は?

コカール®は安全性が高く、副作用が比較的出にくいお薬ですが、使用方法や使用者の体質によっては以下のような重篤な副作用が現れるリスクがあります。実際にコカール®を使用する前に、必ず確認しておきましょう。

重篤な副作用
  • 呼吸こんなな蕁麻疹などを伴う、アレルギーによるアナフィラキシーショック
  • 中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、急性反発性発疹性膿疱症など、皮膚や粘膜にただれや赤み、膿、水膨れを伴う重大な皮膚や粘膜の疾患
  • 黄疸や倦怠感、発熱や茶褐色の尿が出るようになる劇症肝炎や肝機能障害
  • 咳き込む、息苦しさ、血圧低下、意識障害などを伴う喘息の発作
  • 発熱やのどや口内の炎症、痛みなどを伴う顆粒球減少症などの血液障害
  • 尿の異常、腰やわき腹の痛み、発熱や発疹を伴う間質性腎炎や急性腎不全
  • 空咳、息切れ、発熱などを伴う間質性肺炎
一般的な副作用
血が止まりにくい、発疹、蕁麻疹、吐き気・嘔吐、食欲不振、腹痛、下痢  など

コカール®︎服用時に気をつけるポイントは?

以下の条件に当てはまる場合、コカール®による副作用が現れやすいか、使用上の安全性が確認されていません。コカール®の使用には注意が必要ですので、必ず医師に申告してください。

コカール®の使用に注意が必要な人
  • もともと持病として喘息、またはアレルギー症状のある人
  • 胃腸などの消化器、または腎臓や肝臓に持病や不安点がある人
  • 過去に薬により、アレルギー症状を起こしたことのある人
  • 消化器や血液、肝臓や腎臓などに他の持病があり、既にその治療薬を使用している人
  • 体力が弱く、副作用が現れやすい高齢者
  • 妊婦、または妊娠している恐れのある人
  • 低出生体重児、または新生児及び生後3か月未満の乳児

コカール®の有効成分は市販の風邪薬に含まれるアセトアミノフェンと重複しており、血を固まりにくくするお薬の作用を強めることがあります。市販の風邪薬、血を固まりにくくし血栓を予防する薬を服用中の人は、併用を避けましょう。また、消化器や肝臓への副作用を誘発するため、コカール®服用中の多量の飲酒はできるだけ控えてください。

おわりに:コカール®は緩やかな解熱・鎮痛作用のあるお薬です

風邪や感染症による発熱、軽度~中等度の体の痛みに対し処方されるコカール®は、カロナールの後発医薬品として開発された解熱鎮痛薬です。発熱・痛みに有効な対症療法薬として世界的に知られており、効き目が緩やかで副作用が出にくいため、長期利用にも適しています。なお、人によっては、服用によって消化器や肝臓・腎臓の異常や血液障害、アレルギー症状が出ることもあります。事前に医師に相談のうえ、用法・用量を守って使用してください。

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