記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2019/12/4
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
赤ちゃんを育てていると、ママがトイレやキッチンに行くのを追いかてくる赤ちゃんがいますよね。赤ちゃんが「後追い」するのはどうしてなのでしょう。この記事では後追いの理由や後追いのために家事ができなくて困るときの対処法などを紹介します。
後追いとは、ママなど保護者の後ろを赤ちゃんがいつもついて回ろうとする行動です。赤ちゃんに体と心の変化があらわれることで後追いは発生すると考えられています。後追いをしているときの赤ちゃんは不安そうにしていたり、泣いていることが多くみられます。
後追いは生後6カ月頃から始まり、1歳半を過ぎる頃までにかけて少しずつ後追いをしなくなっていきます。
生後6カ月頃の赤ちゃんは自分の手や足を認識し始め、自分の体とママの体が別々だということも認識しだします。そのため、ママなど信頼できる身近な存在が目の前からいなくなることに不安を感じます。
ただし赤ちゃんの記憶力は短期的なものです。生後6カ月頃の赤ちゃんは、目で認識できるものしか理解ができませんのでママなどの姿が見えなくなると不安になり、姿を見つけるために後追いをします。
目の前から信頼できる人がいなくなったとしても、「近くにいる」「ずっといないわけではない」というようなことが理解できると後追いは起こりにくくなります。そういったことがわかるようになるには言葉の理解も影響します。
赤ちゃんに後追いをやめさせるはっきりとした対処法はありませんが、赤ちゃんの不安を和らげる方法を試してみましょう。
後追いは、赤ちゃんがすくすくと育っているからこそ起こるものでもあります。赤ちゃんの不安が軽くなるように言葉とふれあいのスキンシップをしてみたり、便利な育児グッズを活用するなどしてみてください。