記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2025/4/2
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
麦茶はミネラル分が豊富で、カフェインも含まれていないため、大人から子ども・赤ちゃんまで安心して飲むことができます。今回は、赤ちゃんに麦茶を飲ませる時期と、作り方・飲ませ方のポイントについて解説していきます。
赤ちゃんに麦茶をあげる場合、生後5~6か月ごろの離乳食が始まる時期からが一般的といわれています。赤ちゃんが飲みやすいように、苦みをおさえてやさしめの風味にしてあるベビー用麦茶のような製品であれば、生後1か月ごろから飲ませられるものもあります。ベビー用麦茶も一般向けの麦茶も、基本的には成分が変わらないため赤ちゃんに飲ませてもかまいませんが、赤ちゃんにとってはまだ味が濃いので、少し薄めてからあげるようにしましょう。
赤ちゃんの消化器官はまだ未熟なので、カフェインを分解する力が弱く、大人よりもカフェインの影響をより強く受けてしまうため、カフェインを含む緑茶や烏龍茶を飲んでしまうと、興奮して落ち着かなくなったり、寝つきが悪くなってしまったりすることがあります。緑茶や烏龍茶、紅茶などとは異なり、麦茶にはカフェインが含まれていないので赤ちゃんでも飲むことができます。
しかし、生後1カ月ごろの赤ちゃんは、まだまだ「母乳やミルクが主食」の状態であり、母乳やミルクで水分も補給できているため、麦茶を飲ませる必要はありません。赤ちゃんが気に入るようであれば、飲ませてあげても問題ありませんので、様子を見ながら少しずつ飲ませてあげてください。
パックやペットボトルのベビー用麦茶はすぐにあげられるので手軽ですが、小分けの包装なのでどうしても割高になります。価格を重視する場合は、安くたくさんの麦茶を作れる「水出しパック・煮出しパック」がおすすめです。水出しパック・煮出しパックで麦茶を作る場合は、以下のポイントに注意しましょう。
赤ちゃんのなかには、麦茶に対してアレルギーを持っている赤ちゃんもいます。大麦アレルギーを持っている赤ちゃんは、麦茶でもアレルギー反応が出ることがあるため、家族・親族に大麦アレルギーを持っている人がいる場合は注意しましょう。初めて麦茶を飲ませてあげるときは、小児科の診療時間内に飲ませるなどして、様子を見られるようにしましょう。
初めて飲ませるときの量は、月齢に関わらずスプーン小さじ1杯程度から始めましょう。冷蔵庫から出した冷たいままの麦茶を飲ませると、赤ちゃんがびっくりしてしまい、その後苦手意識を持ってしまうこともあります。白湯を加えるなどして、人肌くらいにしてから飲ませるようにしてください。問題がなさそうなら、少しずつ量を増やしていきましょう。
飲ませるタイミングとしては、水分不足になりやすい寝起きやお風呂上がりや、赤ちゃんが水分を欲しがるときが良いでしょう。ハイハイ期やあんよ期など、体を多く動かす時期になってきたら、たくさん運動した後の水分補給としてもおすすめです。
なお、哺乳びんの吸い口は、慣れているため赤ちゃんが飲みやすい傾向にありますが、麦茶を哺乳びん入れっぱなしにすると雑菌が繁殖しやすいです。できるだけ短時間に飲みきれる量を入れるようにしましょう。
赤ちゃん用・ベビー用の麦茶であれば1か月ごろから飲ませられる場合もありますが、赤ちゃんに麦茶を飲ませる場合、離乳食を始める5~6か月ごろからスタートすることが一般的といわれています。赤ちゃんに飲ませてあげるときは、離乳食と同じように、最初は小さじ1杯程度の量から少しずつあげるようにしましょう。また、麦茶は日持ちしないので、煮出しパックを使う場合は、赤ちゃんが飲みきれる量を作り、必ず冷蔵庫で保管してください。