記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2020/1/13
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
人生100年時代に突入し、「第二の人生」「いきいきとしたシニアライフ」など高齢者の活力への関心が高まっています。人生にハリと刺激を与えてくれるもののひとつが「生きがい」です。生きがいがない場合の心身への影響や、高齢者の方の生きがいの例などを紹介します。
人は生きがいを持つと、日々の活力がみなぎったり人生を楽しむ意欲が湧いてきたりします。生きがいの内容は人それぞれで、年齢や性別、性格などによってさまざまに広がります。高齢者の方のうち、どんなときに生きがいを感じるかを調査した結果を紹介します。
高齢者の生きがいに関する調査結果を見てみると、趣味や運動、家族や友人との時間などが多いようでした。それではこういった生きがいを持たずに過ごしている場合、どのような影響が発生するのでしょう。
まずなぜ高齢者の生きがいに関心が高まっているかというと、50歳~60歳あたりにさしかかったときにそれまで持っていた生きがいを見失うことが多くみられるためです。
仕事や子育てなど今までの生活の軸となっていた生きがいがなくなり、自由な時間が増える一方で何をすればいいかわからないという状態に陥ることがあります。寂しさや虚無感などに包まれ、気分が落ち込む人もいます。
気をつけたいのは家にこもりがちになって人との交流が減ってしまうことです。運動量の低下、会話が減ることによって脳への刺激が少なくなるなど心と体の健康面への悪影響が懸念されます。
そのため生活を大きく変えるようなライフイベントの前後は、生きがい喪失に気をつけるのがおすすめです。何か新しい生きがいを見つけ、気分を切り替えていきましょう。
生きがいがあることで、時間が有意義に感じられて人生の充実感が向上します。ただし生きがいを見つけることが難しく感じられる人もいるでしょう。高齢者が自分に合う生きがいを探す方法を紹介します。
現代のシニア世代は十分若々しく、まだまだ元気な人がたくさんいます。ライフイベントによって今までの生活が一変したときこそ新しい生きがいを見つけるチャンスです。ご自身に合った生きがいを発見し、楽しい人生を送りましょう。