LOX-index®検査ってどんなもの?結果からわかることは?

2020/2/3

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

病気を治す医療技術は日々進化していますが、病気を発見する検査技術も新しい方法が開発されています。日本人の死因と深い関わりのある脳梗塞や心筋梗塞のリスクを調べる「LOX-index®検査」について、この記事では概要や特徴を紹介します。

LOX-index®とは

LOX-index®検査とは、脳梗塞や心筋梗塞の発症リスクを検査する最新の方法です。血液中には動脈硬化を引き起こす原因物質「変性LDL」と「LOX-1」が含まれていることがあり、その量を検査します。LOX-indexの値が高いと脳梗塞と心筋梗塞の発症率が高いと考えられています。

LOX-index®検査では、採血した血液(約5ml)をもとに検査します。画像検査では動脈硬化がある程度進行していないと脳梗塞を発見できないのに対し、LOX-index®検査では動脈硬化が進行する前の初期段階でリスクを調べることができます。そのため早期発見、早期治療が可能になります。

LOX-index®の数値が高いとどうなるの?

LOX-index値が高い場合、動脈硬化が進行して血管がつまるおそれが高くなります。LOX-index値が高いと脳梗塞のリスクは3倍、心筋梗塞のリスクは2倍になると考えられています。原因物質である変性LDLとLOX-1の増加を促進する要因はさまざまです。

原因物質を増加させる要因例

  • 喫煙
  • 過度の飲酒
  • ストレス
  • 運動不足

LOX-index®検査を受けたほうがいい人は?

LOX-index®検査は脳梗塞や心筋梗塞に特化した検査といえますので、特に下記の方に受診をおすすめします。

  • 家族に脳梗塞、心筋梗塞の既往歴がある
  • 脳梗塞、心筋梗塞の発症に不安がある
  • 高血圧、脂質異常症、糖尿病の既往歴がある
  • 肥満の人
  • 40歳以上の人
  • 健康診断でLDL値が高い人

LOX-index®検査の方法や結果の見方は?

LOX-index®検査は採血だけの簡単な検査で、未病の段階から脳梗塞や心筋梗塞のリスクを予測します。健康診断や人間ドックのオプション検査として受診できる場合があります。LOX-index®検査のみの単独の検査も可能です。

検査結果からは受診者が持つ脳梗塞や心筋梗塞へのリスクの状態がわかります。結果と一緒に、生活習慣改善に関するアドバイスも記載されてきます。

健康診断などで異常が見つかった場合どうすればいいかわからずに戸惑うこともありますが、LOX-index®検査の受診後は結果にアドバイスが記載されるため、生活習慣改善につなげることができます。

検査を毎年続けて受診する場合、これまでの記録も時系列データとして記載されるため、経過を把握することもできます。
LOX-index®検査結果を受けとったら、予測されるリスク、リスクを抑えるための注意点、生活習慣で改善すべき点をきちんと読んでご自身の状態を把握し、生活習慣の改善に取り組みましょう。

おわりに:LOX-index®検査で脳梗塞や心筋梗塞の早期発見、早期治療につなげましょう

LOX-index®検査は新しい検査方法で、未病の状態から脳梗塞や心筋梗塞のリスクを予測します。家族に既往歴がある人やご自身の健康状態に不安がある人はLOX-index®検査を受けて、今の健康状態や今後のリスク予測を把握することをおすすめします。

関連記事

この記事に含まれるキーワード

血液検査(43) 脳梗塞(94) 心筋梗塞(79) 動脈硬化(96) LOX-index検査(1)