記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2020/2/1
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
空気の乾燥が気になる冬。肌がパサついてトラブルが増えがちですが、湿度が低いとさまざまなデメリットを引き起こします。保湿や加湿で潤いを保つとよいとされる理由や湿度を管理する方法を紹介します。
人間にとって快適な室内湿度は40~60%と考えられています。湿度が低すぎても高すぎても、体に悪影響を招くおそれがあります。
以上のようなリスクを避けるため、部屋の湿度を理想の状態に管理することをおすすめします。冬に部屋の湿度管理をすると得られるメリットを紹介します。
冬は空気が乾燥していますので、湿度を上げる必要があります。加湿器を使用して湿度を発生させると便利です。加湿器を選ぶ際はポイントを抑えて、使用環境に合ったタイプを選びましょう。
部屋の湿度を高く保つためには加湿器が不可欠というわけではありません。加湿器以外で湿度を上げる方法も知っておくと便利です。
加湿をして理想的な湿度を保つことは大切ですが、加湿しすぎには注意しましょう。気密性が高い建物は湿気がこもりやすい性質があります。乾燥していると思っていたはずが実は湿度が高くなり、結露が発生したりカビが繁殖するおそれがあります。
冬によくみられる結露は、たとえば雨が降っているわけでもないのに窓が濡れている状態です。結露を放置すると、その場所がカビの繁殖しやすい環境になってしまいます。
冬に繁殖するカビは色が薄く、見すごしやすいことに注意してください。見た目には異常がみられなくても実はカビが発生している可能性も考え、掃除や水気のふき取りを徹底しましょう。
エアコンの機能で温度と湿度の両方を確認できるときは湿度もこまめにチェックしましょう。湿度計を置いて状態を確認するのもおすすめです。
湿度が低すぎると空気が乾燥し、喉の不調やインフルエンザウイルスの活発化を招きます。しかし加湿のしすぎも問題で、結露やカビを発生させます。こまめに湿度を確認しながら、工夫して部屋を快適に保ちましょう。