膀胱炎で排尿時に痛みが・・・オススメの市販薬は?

2020/2/28 PR

排尿時に痛みを感じたり、トイレに行く回数が増えたりといった症状でお悩みではないですか?それは女性がかかりやすい「膀胱炎」のサインかもしれません。「でも忙しくて病院に行けない」という方向けに、オススメの市販の膀胱炎治療薬をご紹介します。

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女性の排尿痛や頻尿は、「膀胱炎」のサインかも?

膀胱炎とは、膀胱の内膜に炎症が起こった状態です。
膀胱炎にはいくつか種類がありますが、特に女性が発症しやすいのが、急性(単純性)膀胱炎です。大腸菌などの細菌が尿道を通じて膀胱に侵入し、炎症を引き起こします。

主な症状としては、以下のものが挙げられます。

  • おしっこをするときに痛みを感じる(排尿痛)
  • トイレに行く頻度が多い(頻尿)
  • 尿の濁り
  • 尿を出し終わった後も残尿感がある
  • 下腹部が重たい感じがして、スッキリしない

膀胱炎は多くの女性がかかる病気

急性膀胱炎は、「女性のほとんどは一生に1〜2回経験する」ともいわれるポピュラーな病気です。症状が軽度で気づかないケースもありますが、再発に度々悩まされる女性も少なくありません。

女性が急性膀胱炎を発症しやすいのには、女性特有の体の構造が関係しています。
女性の尿道の長さは、男性よりも1/5程度と短いです。そのため、尿道口についた細菌が膀胱に入りやすい構造になっています。さらに、女性の尿道口は膣と肛門の近くにあるので、排便や性行為で付着した大腸菌などの細菌が尿道口に侵入しやすいことも、膀胱炎の発症しやすさの一因です。

ストレスや疲れが溜まっていると、膀胱炎を発症しやすい

性行為後や生理中は膀胱に侵入した細菌が増殖しやすいため、「性行為後に排尿する」「生理中はナプキンをこまめに変え、陰部を清潔に保つ」といった膀胱炎予防が必要です。

また、ストレスや疲れも膀胱炎の発症原因の一つとされています。生活習慣の乱れで睡眠不足が続いていたり、心身のストレスや疲れが溜まっていたりすると、免疫力が低下します。すると膀胱内に侵入した細菌への抵抗力が弱まり、細菌が増殖して膀胱炎の発症につながる可能性があります。

「膀胱炎かも?」と思ったらすぐに治療を!

排尿痛などの膀胱炎の症状が出ている場合は、早めに泌尿器科を受診して尿検査を受け、原因菌に合った抗菌薬を処方してもらいましょう。治療が遅れると、腎臓まで細菌感染が進んで「急性腎盂腎炎」を発症する可能性があります。

薬局で買える膀胱炎治療薬「腎仙散」もオススメ

「忙しくて病院に行く時間がない」という女性にオススメなのが、薬局で手軽に買える市販の治療薬「腎仙散(じんせんさん)」です。

腎仙散は15種類の生薬が配合された膀胱炎治療薬で、下記の4つの作用で排尿痛や膀胱内の炎症を和らげていきます。

抗菌作用

腎仙散は、ほとんどの膀胱炎治療用の漢方薬には含まれていない「ウワウルシ」を配合しています。ウワウルシは、尿路感染菌に抗菌作用を発揮するとされる薬用植物の一種です。尿路消毒や利尿作用があるともいわれています。

利尿作用

腎仙散に配合されている「タクシャ」「ブクリョウ」「ジオウ」「キササゲ」などの生薬は利尿作用があるとされ、排尿を促すことで菌を排出しやすくなるといわれています。

抗炎症作用

膀胱炎の痛みの元となるのが、膀胱内膜の炎症です。腎仙散には、抗炎症作用をもつとされる生薬「インチンコウ」「シャクヤク」「ボウコン」などが含まれているので、膀胱の炎症を抑え、痛みの軽減が期待できます。

鎮痛作用

腎仙散には「シャクヤク」「ボウイ」などの鎮痛作用のある生薬が配合されています。排尿痛や下腹部痛といった膀胱炎の痛みの緩和も見込めます。

腎仙散はむくみにも効果的

膀胱炎とむくみは別の症状ですが、腎仙散は利尿作用があり、「タクシャ」「ブクリョウ」「キササゲ」「ボウイ」といったむくみに効能のある生薬も含まれているので、むくみの解消効果も期待できます。

「腎仙散」は繰り返す膀胱炎にも使える?

基本的に膀胱炎の症状は、治療薬の服用から2〜3日で和らいでいきますが、この段階ではまだ膀胱内の細菌は完全に死滅していないため、以降も継続して服用しましょう

特に膀胱炎を繰り返す女性は、自覚症状が治まっても膀胱内に細菌や炎症が残っている可能性があり、再発防止のためには長期にわたって服薬を続けたほうがいい場合があります。

ただし、1か月ほど服薬しても症状が改善しないときはすぐに服薬を中止し、医師か薬剤師に相談しましょう。相談する際は、医師や薬剤師がどのような薬を飲んだかを確認できるように、腎仙散の「使用上の注意」を持参してください。
また、長期にわたって服薬を続けるときは、前もって医師か薬剤師に相談しましょう。

腎仙散は、「すっきり4日分」タイプと「しっかり7日分」の2種類を用意しています。膀胱炎の程度によって使い分けられるのが嬉しいですね。

「腎仙散」:すっきり4日分(12包)タイプ

主に、初期の膀胱炎治療向けです。生薬の抗菌作用と利尿作用のW作用で、膀胱炎の原因菌を排除し、尿で菌を洗い流せると考えられています。

服薬時は2〜3日程度で排尿痛などの症状が和らいでも、細菌を排除しきるために1箱(4日)分の服用を継続してください。もし4日分飲み切っても症状に変化がない場合や悪化している場合は、必ず病院を受診しましょう。

「腎仙散」:しっかり7日分(21包)タイプ

繰り返す膀胱炎でお悩みの方向けです。前述の通り、膀胱炎は繰り返しやすいのが厄介で、再発原因の一つが「膀胱内の細菌や炎症が残っている」ことです。症状が治まっても油断はできません。

しっかり7日分タイプは21包も入っているので、原因菌を排尿できる可能性がより高く、膀胱内の炎症の解消も期待できます。膀胱炎の再発が心配な方には、こちらの7日分タイプがいいでしょう。
もし7日分を飲みきっても症状が治まらない場合は、できるだけ早く病院を受診しましょう。

おわりに:膀胱炎の悪化や再発予防には、早めの治療がカギ!

排尿時の痛みや頻尿などの症状を自覚していても、恥ずかしくて周囲に相談しにくい女性も少なくありません。ただ、膀胱炎は多くの女性がかかる病気であり、放置していると症状が悪化する可能性があります。早めに治療薬で対処し、症状が治まった後もしっかり薬を飲み切りましょう。
もし、薬を飲みきっても症状が治まらない場合は、必ず病院で検査してもらいましょう。

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膀胱炎(73) 漢方薬の効果(2) 市販薬の選び方(3)