記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2021/4/20
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
介護サービスには、心身の機能を回復・維持するための医療的な指導であるリハビリテーションを、自宅で受ける手段も用意されています。この記事では、在宅での介護生活に嬉しい訪問リハビリテーションについて、どんな人がサービス提供の対象となるのか、サービスの内容と合わせて紹介します。
訪問リハビリテーションとは、リハビリテーションの専門家が利用者宅を訪問し、心身機能を回復・維持するためのリハビリテーションを提供してくれるサービスです。対象となるのは、要介護度1以上の高齢者、かつ主治医から通所が危険と判断され、訪問リハビリテーションの必要性が認められた方です。医師から訪問リハビリテーションが必要と認められるのは、以下のような場合です。
訪問してくれるのは、病院や地域の診療所、介護老人保健施設に所属する理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などです。高齢者ができるだけ自立した在宅生活を送るだけでなく、社会参加もできるよう指導します。また、同居する家族の相談にも乗ってくれます。実際の生活の場でリハビリテーションを行ってくれるので、高齢者本人がリラックスし、生活上の必要性に応じた内容で受けられる点が大きなメリットです。
訪問リハビリテーションとして提供される一般的なサービス内容は、以下の通りです。
要介護認定を受けている65歳以上の人は介護保険制度を、そうでない人も医療保険制度を使って、訪問リハビリテーションを利用することができます。
訪問リハビリテーションを利用するために必要な手続き・手順は、以下の通りです。
どちらの保険制度を利用するにせよ、訪問リハビリテーションの利用にケアマネージャー・主治医の協力が必要です。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが利用者宅を訪れ、その人の生活に沿った内容のリハビリテーションを提供するサービスを訪問リハビリテーションと呼びます。実際の生活空間で訓練を受けられるだけでなく、同居する家族の心身状態へのアドバイスも受けることができます。ただし、利用するにはケアマネージャーと主治医の協力が必要です。利用を考え始めたら、まずケアマネージャーに相談しましょう。