大人の耳掃除とは違う!?子供の耳掃除をするときの注意点

2017/6/2

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

子供の耳は小さいですが、たくさん遊びまわるため、耳垢だけでなくほこりや砂などの汚れも溜まりやすいもの。

ただ、お子さんが小さいうちは自力で耳かきができないため、保護者の方が代わりに耳掃除をしてあげる必要があります。

しかし、大人の耳掃除と同じ要領で行ってしまうと思わぬトラブルに見舞われるケースも!

今回の記事では、保護者の方なら知っておきたい「子供の耳掃除をするときの注意点」についてまとめました。

耳掃除の前に確認する

子供の耳は、大人の耳が単純に小さくなっただけのものに見えるかもしれませんが、実は内部は全く別です。子供の耳は大人よりも狭く曲がりくねっており、やわらかいのが特徴です。そのため、耳を掃除するときには特に注意する必要があります。

ただ、耳には自己浄化の機能があるので、ほとんどの耳垢は自然に排除されます。もしお子さんの耳垢が多すぎる…と心配な場合は、掃除する前に病院で相談することをおすすめします。

もし耳掃除をしようと思った場合は、まずざっと耳の中を見るところから始めてください。子供の耳に食べカスや虫などが入ってしまっていたり、耳垢が溜まりすぎたりしている場合は、無理にとろうとせず病院で掃除してもらうようにしましょう。

むやみに掃除しすぎない

子供の耳垢を発見するたび、こまめに掃除してしまう方もいるようですが、実は耳垢は少量であれば好ましいことなのです。耳垢には細菌や真菌、水から耳を守ってくれる役割があります。

綿棒ではなく点耳薬で掃除する

耳垢が溜まっているとき、綿棒や指で掃除しようとしていませんか?実はこれは逆効果です。溜まった耳垢が奥まで押し込まれてしまったり、耳道が詰まってしまったり、最悪の場合は鼓膜が破けてしまったりします。

子供の耳を掃除するときは、綿棒の代わりに点耳薬を使いましょう。使用頻度は薬によって異なりますが、おおよその目安としては1週間に1回程度の使用で効果が得られます。

耳の外回りやひだの隙間なども掃除する

子供の耳には、非常に多くの小さなひだや隙間があります。ここは汚れが溜まりやすい場所なので、お風呂の時間などにやさしく、そしてしっかり掃除しましょう。また、耳の外周りや耳の後ろにある汚れも見落としやすいポイントなので、やわらかい布や綿棒などで掃除してあげてください。

子供の耳が赤くなったり腫れたりしていたら

耳に赤みや腫れが見られた場合、外耳炎の可能性があります。心配な場合は、耳鼻科に連れて行ってください。外耳炎と診断された場合は、抗生物質が処方されることになるでしょう。

おわりに:子供の耳掃除は慎重に!

「ついつい子供の耳垢が気になって、綿棒でこまめに掃除してしまっていた…」という方も少なくないのではないでしょうか。子供の耳はデリケートなので、耳掃除をするときは慎重に行うようにしましょう。もし耳垢が溜まりすぎていたら、無理にとろうとせず病院を受診してくださいね。

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