肌荒れが治らないのはタバコのせい!?~お肌のために禁煙する~

2017/5/12

三上 貴浩 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 医学博士

三上 貴浩 先生

「ずっと肌荒れが治らない...」「肌にハリがなくなってきた!?」

そう感じている方の中にタバコを吸っている方がいるかもしれません。もし、タバコを吸っているなら、禁煙することが肌トラブル改善への近道かもしれません。

この記事では喫煙の肌へのダメージと禁煙の決意を固めるアドバイスをご紹介していきます。

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喫煙が肌に与えるダメージ

タバコを吸うと肌の弾力を支えるコラーゲンの分解が進みます。そのため、肌の老化を促進してしまい、しわが多くなってしまう可能性もあります。また、喫煙は肌の血液の流れを鈍化させてしまうので、肌が摂取できる酸素量や栄養が減ってしまいます。

そこで、お肌のためにもタバコをやめることをお勧めします。しかしそうはいっても禁煙はやはり難しいと感じている方も多いでしょう。そこで次に禁煙の決意を固めるためのアドバイスをご紹介していきます。

禁煙への決意を固める

禁煙しようと思ってもいろいろな言い訳が頭に浮かぶことでしょう。そこで、ここではそのような言い訳に対してアドバイスし、禁煙の決意を固めるお手伝いをいたします。

「もう手遅れだよ」

もう長らくタバコを吸い続けている方は、いまさら禁煙しても、もう手遅れだよと思っているかもしれません。しかし、実際は禁煙を始めるとすぐに呼吸が楽になり、味覚が変化し始めます。なぜなら喫煙により低下していた肺活量が改善し、タバコに含まれる有害物質で鈍化していた味覚が回復していくからです。禁煙するのに遅すぎるということはなく、禁煙することで比較的すぐにわかりやすい成果が感じられるでしょう。

「付き合いもあるし...」

タバコが重要なコミュニケーションツールになっているという方も多いかもしれません。お酒の席でのタバコはコミュニケーションをスムーズにしてくれている、喫煙ルームでは会話が弾むと感じているかもしれません。しかし、それはあくまでも喫煙者同士の間だけといえるでしょう。現在喫煙者人口は低下しており、タバコが苦手な人もいます。付き合いが大事であるなら、現在の喫煙仲間を大事にしながら、禁煙によってタバコが苦手な人ととも付き合いの幅を広げていくこともまた価値あることといえるでしょう。

「タバコを吸ってるほうがかっこよく見えるし...」

タバコの大人っぽい雰囲気にあこがれて吸い始めた人も多いでしょう。ですが周りのタバコを吸っている方をよく見てください。長く喫煙している人ほど歯は黄ばみ、肌は荒れてハリがないという方が多いことに気づくでしょう。本当にかっこよく見せたいと思うなら、禁煙して健康的で若々しい肌を手にいれたほうが、あなたのかっこよさをさらに高めることができるでしょう。

おわりに:禁煙して肌トラブルを改善しよう

今までいろんなスキンケアをしたけど肌荒れが治らないと感じている方は、その原因が喫煙にある可能性があります。喫煙は肌の老化を促進し、肌への酸素や栄養の供給を減少させます。禁煙は決して簡単なことではありませんが、肌荒れの改善をはじめとする様々なメリットがあります。この記事をきっかけに禁煙への決意を固め、肌荒れを治していきましょう。

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