赤ちゃんがぐっすり眠れるようになるには? ― 赤ちゃんの睡眠について

2017/5/18 記事改定日: 2019/8/20
記事改定回数:2回

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

赤ちゃんが小さいうちは、何度も起きて母乳やミルクをあげるのが普通です。このため、毎日睡眠不足でママの体が参ってしまうことも…。この記事では、赤ちゃんがぐっすり眠るまでの変化や、ぐっすり寝てもらうためにすべきこと・すべきでないことをご紹介します。

赤ちゃんが夜中に目覚めなくなるのはいつごろ?

赤ちゃんによって個人差はありますが、2~3カ月になると1回につき5~6時間眠れるようになります。3カ月目までに授乳が必要なくなる赤ちゃんもいますが、夜間に1、2回の授乳が必要な場合が多いと思います。

4カ月になると、赤ちゃんは7~8時間ぐらい眠ることができます。4カ月ぐらいになると、ほとんどの赤ちゃんは体が大きくなるため、夜間に授乳する必要がなくなります。

もし、赤ちゃんが5~6カ月になってもなお夜中に起きることがあれば、それはお腹がすいているからではなく、今までの授乳の習慣から来ているものと考えられます。

赤ちゃんの睡眠のためにすべきこと、すべきでないことは?

3カ月を過ぎたら、夜中もぐっすり眠ってもらえるよう、夜間の授乳を減らしていきましょう。そのためにすべきこと、すべきでないことを以下にご紹介します。

赤ちゃんの睡眠のためにすべきこと

寝る前に赤ちゃんを起こす
夜、赤ちゃんが寝る前に授乳しましょう。たとえ眠くてあまり飲まなかったとしても、少し飲ませるだけでも1~2時間長く眠らせることができます。
ただし、起こすことで赤ちゃんが頻繁に目を覚ますようになったら逆効果です。その場合は、その日の最後の授乳のときに、できるだけたくさん飲ませてみてください。赤ちゃんはお腹一杯になった状態で眠れるので、その日はぐっすり眠ってくれるでしょう。ミルクをたくさん飲む前に眠りそうになったら、起こしてミルクをあげてください。
授乳の間隔を空ける
3~4カ月ぐらいになったら、授乳の間隔を伸ばしましょう。一晩おきに30分ずつ、間隔を伸ばしてみてください。赤ちゃんによっては、一晩まで間隔を空けられるようになります。
夜間のミルクの量を減らす
哺乳瓶に入れる量を少しずつ減らしたり、母乳を与える時間を減らしたりしながら夜間の授乳をやめることがあります。赤ちゃんがミルクを必要としなくなるまで、1週間単位でミルクの量(または授乳時間)を減らしてみてください。
眠りにつくまでの習慣をつくる
寝るまでの習慣がつくと、赤ちゃんにそろそろ眠る時間ですよ、というサインを送ることができます。入浴や絵本の読み聞かせ、だっこなど、いろいろ試しながら、赤ちゃんがスムーズに眠ってくれる習慣を探してみてください。

赤ちゃんの睡眠のためにすべきでないこと

夜中に目覚めたら、すぐミルクを与える
赤ちゃんが夜中に泣いて起きたとしても、母乳やミルクをあげる前に間隔をあけましょう。ミルクを与えなくても再び眠ったり、しばらくの間、ひとりで遊び始めるかもしれません。赤ちゃんが大声で泣き始めたら、静かに歌を歌ったり、やさしく体をさわってあげたりしましょう。夜中に起きてもミルクがもらえないことを赤ちゃんに教えるのが早いほど、夜通しぐっすり眠る習慣が早く身につきます。
日中に十分な栄養を与えない
日中に赤ちゃんのお腹が満たされていたほうが、夜に空腹になりにくく、ぐっすり眠ってくれる可能性も高くなります。日中の授乳の量を増やしてみましょう。または、ミルクの量を30~60mlほど増やしてみてください。
夜中におむつを替える
おむつを替え始めると、赤ちゃんはすぐに起きてしまいます。どうしても夜間におむつに取りかえる必要がある場合は、照明を薄暗くして、できるだけ話をしたり、やりとりしながら行ってみましょう。そうすれば、今は目を覚まして騒ぐ時間ではないと赤ちゃんに伝えることができます。
赤ちゃんと一緒に寝る
赤ちゃんとベッドや部屋が同じであれば、別々にする良い機会かもしれません。ママがすぐ近くにいるから、頻繁に起きているかもしれません。もちろん、まだ一緒に寝たほうがよいと思うときは無理に離れる必要はありません。

おわりに:赤ちゃんがぐっすり眠れるのは、ママにも赤ちゃんにもメリットがあります

  • 赤ちゃんが夜通しぐっすり眠るようになると、ママの睡眠時間が増えて疲れも取れやすくなる
  • 赤ちゃんの夜の睡眠を促すことは、赤ちゃんの体力アップや成長にもよい効果をもたらす

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