ダイエット中にお酒は厳禁? 減量を成功させる飲み方とは!?
2017/5/29 記事改定日: 2018/3/1
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ダイエットでは食べ物や飲み物の制限が必要ですが、お酒はどうやって制限すればいいのでしょうか?
この記事では、アルコールとダイエットの関係性について解説しています。正しい知識を身につけて、ダイエットを成功させてください。
お酒って何キロカロリーあるの?太らないって本当?
お酒には1gにつき7キロカロリーあるといわれています。これは、タンパク質や炭水化物よりも多い数字です。
ダイエット中に甘いお菓子や脂っこい食べ物には注意していると思いますが、お酒のことになるとついつい気が緩んでしまうのではないでしょうか。
中ジョッキのビール一杯で約200キロカロリーもあり、甘いジュースで割ったカクテルはさらにカロリーが高くなります。
焼酎は「エンプティカロリー」だから太らない?
「アルコールはエンプティカロリーだから太らない」
という話を聞いたことがありますか?
これは全くの誤解です。エンプティカロリーとは、栄養をほとんど含んでいないカロリーのことをいいます。これは体を作ったり体調を整える作用があるタンパク質やビタミン、ミネラルなどを含んでいないカロリーのことです。
エンプティカロリーは、アルコール以外のカロリーよりも先に消費されるといわれていますが、アルコールを摂ると体重増加がみられるという実験結果もあります。アルコールを飲んでも太らないということではありません。
また、焼酎が太らないというのは、日本酒などのような「糖質」を含むお酒よりも太りにくいといわれているからです。
安易に飲みすぎれば、肝臓に負担がかかり脂肪肝のリスクも高まります。
ダイエット中に限らず、お酒の飲みすぎには注意しましょう。
ついついおつまみを食べてしまうことも太る原因に!
お酒を飲むと、ついついから揚げやラーメンを食べてしまうという人もいるのではないでしょうか。これはアルコールを飲むと血糖値が下がってお腹が空いているように感じてしまうことが原因といわれています。
また、気分が高揚して、普段は我慢できていることが我慢できなくなってしまうことも原因といえるでしょう。
ダイエット中は、普段の努力を無駄にしないためにもお酒を飲む機会を減らすことをおすすめします。
ダイエット中のお酒の選び方
仕事でのつきあいなどで、ダイエット中でもお酒を飲まなければいけなくなる機会もあるでしょう。
ダイエット中は以下のことに注意してお酒を選ぶようにしましょう。
アルコール度数が高ければカロリーも高い
基本的には、アルコールの度数が高いほどカロリーも高くなります。例えば、アルコール度数40度のウォッカは、30mlでも64キロカロリーあるのです。
もちろん、ウォッカなどの蒸留酒は糖質がなく一度に大量に飲めるわけではないので、実際はそこまで摂取カロリーが高くなることはないかもしれませんが、お酒の強い人や甘い飲み物で割って飲む人は注意が必要です。
カクテルやサワーなど、甘いお酒は避ける
甘いリキュールやシロップ、ジュースなどを使ったカクテルやサワーは、当然ですが高カロリーで太りやすいです。口当たりがいいので、飲みすぎにもつながります。
ダイエット中は控えるようにしましょう。
ダイエットの成功率を上げるお酒の飲み方
ダイエットの成功率を上げるためには、下記のことに注意してお酒を飲むようにしましょう。
お酒とソフトドリンクを交互に飲む
お酒を一杯飲んだ後は水やお茶などのノンシュガーのソフトドリンクを飲むようにしましょう。カロリー摂取量を抑えるだけでなく、二日酔いの防止にもなります。
低カロリーのお酒を選ぶ
当たり前のことですが、飲むなら低カロリーのお酒を選ぶようにしましょう。今は機能性ビール(プリン体ゼロ・糖質ゼロなどの発泡酒)や機能性ワインなども多く販売されています。カクテルも、なるべくシロップを使わないものを選ぶようにしましょう。
お酒を飲む量や曜日をあらかじめ決めておく
そのときの気分で飲む飲まないを決めてしまうと歯止めが利かなくなり飲みすぎてしまう傾向があります。
一日に何杯まで、週に何回までというように、お酒を飲む量や頻度をあらかじめ決めておくようにしましょう。そして、お酒を飲むときに食べてもいいおつまみの種類や量も決めておくことようにしてください。
おわりに:ダイエットのためだけでなく、お酒の量はコントロールするようにしよう
ダイエット中だからといって、お酒を完全に断つことは難しいと思います。お酒の種類と飲み方に気をつけて、摂取カロリーが増えすぎないようにしましょう。
また、お酒の飲みすぎは肥満だけでなく、胃腸や肝臓の病気の原因になります。ダイエットに成功した後も、お酒の量をコントロールする習慣をつけるようにしてください。