米ダイエットってどんなもの? ー 日本人ならではのダイエット!
2017/7/21
毎日食べるお米、それでダイエットできるって知っていましたか? 日本だけでなく、海外からも注目されている米ダイエットってどんなものでしょう?
ここでは、そんな気になる米ダイエットについてまとめました。
米ダイエットって?
米ダイエットは、カロリー、塩分、脂肪、糖分、たんぱく質をカットすることにより減量するものです。空腹に陥ることなく、体内を洗浄し、デトックス効果もあるともいわれています。
体重を減らす以外にも効果はあります。このプログラムでは運動、食事日記をつけること、そして瞑想することを推奨しており、これにより心と体のバランスとストレス対策に役立つのです。
何を食べたら良くて何を食べてはいけないの?
このプログラムでは、生鮮果物と野菜、全粒粉のもの、低塩大豆、脂肪分が少ないたんぱく質が食べて良いものに含まれています。
毎日、でんぷん、無脂肪乳製品、果物、野菜を摂ります。このダイエットにはいくつかの段階があり、最初の段階では1日の摂取カロリーを800カロリーに制限します。カロリー摂取量は徐々に1,200カロリーまで上げます。アルコールは、禁止です。
具体的には、カロリー、塩分、脂肪、砂糖を同時にカットします。米ダイエットは元々、糖尿病や高血圧を治療するために入院患者向けに始まったものです。1日に摂取するカロリーが1,200カロリー以下である低カロリーダイエットになるので、医師の監視が必要です。
全ての食品群には公平ですが、食べる量が重視されます。果物、野菜、大豆、穀物などの食物繊維の高いものはお腹を一杯にすることに役立ちます。
このプログラムでは、カルシウムやビタミンDが十分ではないため、サプリメントが必要となります。そして、たんぱく質も健康な人に推奨される量よりも低くなります。病気がある場合は、ダイエットをスタートさせる前に、医師に確認してください。
制限されるものは?
推奨される食品は高価ではなく、スーパーで買えるものです。また、加工食品は避けるようにします。
個人の食事制限や嗜好に合わせることは?
個人的に食事制限のある人や独特な嗜好をもっている人でもできるダイエットです。以下に具体例を解説します。
ベジタリアンと菜食主義者
米ダイエットをしても大丈夫です。大豆と卵は脂肪分が少ないたんぱく質の供給源として許されているからです。菜食主義者の場合は、乳製品の代わりに大豆製品で代用しましょう。
グルテン・フリー
米はグルテンを含まないため、グルテン・フリーを守っている人も大丈夫です。しかし、グルテンは知らずに多くの食品に含まれていることがあります。グルテン・フリーにしたい場合は、ラベルを読んでください。
低塩分食
このプログラムでは塩分を制限しているため、良い選択でしょう。
低脂肪食
このプログラムは食べて良い乳製品が低脂肪または無脂肪なので低脂肪です。また、非常に脂肪分が少ないタンパク質です。
米ダイエットは、そもそも心臓疾患や高血圧を治療する方法としてスタートしました。塩分の制限は、血圧を下げることに役立ちますし、低脂肪ダイエットであるため、高コレステロールの値を下げることに役立ちます。
全食品群を1,200カロリーで摂るというこのダイエットは、運動も含み、ストレス・レベルを下げるためのアドバイス、健康的なライフスタイルの変化をもたらすためのアドバイスも含まれているため、減量に役立ちます。
しかし、このような低カロリーダイエットで制限が多くあるものを行うことは、簡単なことではありません。
イベントや外食などのときに、このプランを続けることは非常に困難なことかもしれません。かつ、栄養欠乏の可能性もあります。カルシウム、ビタミンD、マルチビタミンのサプリメントを忘れないようにし、栄養が偏らないようにしましょう。
推奨されているたんぱく質の量を半分以下に制限することは、筋肉量の減少や、満腹感の持続にはならないでしょう。
このプログラムでは、体のデトックス効果を謳っていますが、本当に体の中の有害物質が体外に出るのかはわかっていません。
特定の病気の人には?
このプログラムは低カロリー、低たんぱく質、低塩のため、心臓疾患、高血圧、高コレステロール、2型糖尿病の人にも効果があるかもしれません。でも、1人で勝手に始めないで、始める前には医師に確認をしましょう。
おわりに:米ダイエットはダイエットのきっかけにぴったり
このプログラムに従うと、非常に低カロリーの食事に基づくため、確実に減量には効果がありますが、厳しいルールや食品の限定があるため、食の楽しみが失われることもあります。 このプログラムはヘルシーな食生活を始めるためには良いきっかけかもしれません。
制限的なダイエットは短期間行うほうが良い傾向があります。 病気や健康上の理由で、急激に体重を落とす必要がある場合、まず医師からの許可を得ることができればこのプログラムは効果があるはずです。