ダイエット中の体重測定は毎日したほうがいいの?
2017/6/26 記事改定日: 2019/8/27
記事改定回数:1回
「定期的に体重をはかる人はダイエットに成功しやすい」ってご存知でしたか?これは、体重をはかることで体重の変化に早く気づくことができ、状況に応じてすぐライフスタイルを改善させられるためです。ただ、適切な体重の測定方法をご存知の人は意外と少ないかもしれません。この記事では、体重測定方法や即提示のコツを中心にご紹介します。
体重をはかる前に知っておきたい「自分の適正体重」とは?
日本肥満学会では、肥満度を示す指標としてBMIを使用しており、現在の体重(kg)を身長(m)の2乗で割ると算出できます。
BMIが18.5未満の場合は「低体重」、18.5以上25未満は「普通体重」、25以上は「肥満」と定義されます。このうち、医学的に最も病気のリスクが少ない「適正体重」のBMIは22です。体重を測る際は、まず自分の適正体重を把握しましょう。
体重を測るときのルールは?
正確な数値を割り出すため、体重を測るときは以下の4点を守りましょう。
- 同じ時刻に測る
- 毎週同じ曜日に測る
- 同じ服を着て測る
- 同じ体重計に乗って測る
また、体重計は必ず平らな場所に置いてください。浴室のタイルやカーペットの上だと、足場が不安定で数値が不正確になる可能性があります。
ダイエット中はどれくらいの頻度で体重を測るべき?
ダイエット中は体重計の数値に一喜一憂しがちなので、毎日計測しがちですが、体重は、以下のような影響を受けて日々増減します。
- デンプン質や塩辛い食べ物を食べた
- 天候
- ホルモンの変化による水分量の変化
このため、体重は毎日の変動ではなく、体重の増減傾向を長期的な視点でとらえることが重要です。もし、その日の体重の数値で1日の気分が左右されてしまうのであれば、毎日体重をはからないほうがよいかもしれません。体重をはかる頻度としては、週に1回程度がおすすめです。
体重計がない場合は?
体重計が家にない人や、ほかの方法で体重の変化を知りたい人は、下記の方法を試してみましょう。
- 洋服のフィット感をチェックする(きつかった洋服がゆるくなっていれば、ダイエットが順調であることがわかります)
- 結婚指輪がゆるいかきついかを確認する
- メジャーで腹囲などをはかる
体重計の数字ではなく、腹囲の数値がダイエットへのモチベーションになっている人もいます。
こんなときは病院へ
適正体重は人それぞれですが、特にダイエットをしていないのに「半年で7kg減った」「1週間で4kg減った」「短期間で洋服がだぶつくようになった」場合、何らかの病気の可能性があります。早めに病院を受診するようにしてください。
おわりに:体重をはかるときの習慣を見直しましょう
- 体重を定期的に測る習慣が身に付いたら、測る時間や測るときの服装も揃えるとよい
- 測る時間帯や服装は毎日異なる場合、正確な数値を測定できない可能性がある
- 正確にダイエットの成果を確認するためには、正しい方法で測定することが大事