ニキビを治す洗顔法!~ポイントは肌をいたわること~

2017/6/19

田中 美帆 先生

記事監修医師

メディアージュクリニック青山、皮膚科

田中 美帆 先生

ニキビがあると肌がきれい見えませんし、大きなニキビは立派な皮膚病です。ニキビを早く治すには、正しい洗顔法で肌を清潔に保ち、ニキビを悪化させないことが大切です。

この記事では、ニキビ肌の人の正しい洗顔方法と洗顔後のケアについてご紹介していきます。

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ニキビを治す洗顔の仕方

ここでは洗顔の仕方とスキンケア商品の選び方について解説していきます。

洗顔フォーム選びの注意点

ドラッグストアには様々な種類の洗顔料が売っていますが、ニキビを治すにはスクラブ入りの肌に刺激を与える種類のものは避けましょう。ニキビを悪化させる危険があります。ピーリング作用のある石けんや、泡立ちの良いもの、つっぱりにくいものを選ぶようにしましょう。

洗顔の回数

毎日2回、朝と夜寝る前に洗顔するようにしましょう。そのほかにも、運動をして汗をたくさんかいた場合は、なるべく早く洗顔するか、少なくとも顔をすすぐようにしましょう。汗は、ニキビを悪化させてしまう可能性があります。

洗顔の仕方

顔を洗うときは洗顔料を泡立てて、こすらないようにやさしく洗いましょう。できるだけ手は肌に触れない様に、泡で転がすように洗います。泡立てるのが苦手な方は、泡立てネットや、泡タイプで出てくる洗顔料を使いましょう。タオルやスポンジを使って洗顔するのはおすすめしません。肌を刺激してしまう恐れがあります。

洗顔が終わって顔をタオルで拭くときはその都度、清潔なタオルを使うようにしましょう。タオルを何度も使っていると、細菌を広げることになってしまいます。

洗顔後のニキビケア

洗顔後のスキンケアがニキビの治療には欠かせません。

ニキビ治療薬

皮膚科を受診し、状態に合った外用薬を塗りましょう。化粧水、乳液をぬり、保湿した上から患部に清潔な手でのせましょう。抗生剤が入っているもの、ピーリング作用があるものなど様々な種類があります。

保湿

洗顔後は化粧水、乳液などでしっかり保湿しましょう。肌に水分を保つグリセリンなどの成分が入った化粧水、乳液がおすすめです。「ノンコメドジェニック」と記載のある商品を使ってみてもいいでしょう。ノンコメドジェニック製品は毛穴が詰まりにくいことが特徴です。べたつくからといって、乳液やクリームをつけないと、逆に乾燥して余計な皮脂の分泌を促してしまいます。

日焼け止め

紫外線はニキビを悪化させます。日焼け止めを塗って、太陽の強い光からデリケートな肌を守りましょう。少なくともSPF30、PA+++以上の日焼け止めを選ぶようにしましょう。ニキビ治療中は乳液タイプ、ジェルタイプの日焼け止めがおすすめです。

髭剃り

男性の方は髭を剃る際は気をつけてください。ニキビに傷をつけてしまうと、細菌が広がり、悪化させてしまいます。ニキビ肌用のシェービングジェルやシェービングフォームを使って肌を保護しましょう。

ヒゲの部分に何度もニキビを繰り返す場合は、医療脱毛で毛をなくしてしまうこともオススメです。

おわりに:ニキビを治すには肌を保護しながら洗顔しよう

ニキビを治すには、肌を清潔に保ち、タオルやスクラブなどの刺激で傷つけないようにすることが大事です。ニキビ肌に優しいオイルフリーやノンコメドジェニックの化粧品を使うのもいいでしょう。洗顔後は保湿や日焼け対策を行い、ニキビを悪化させないようにしましょう。

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