記事監修医師
産業医科大学第1外科
佐藤 典宏 先生
2017/1/31
記事監修医師
産業医科大学第1外科
佐藤 典宏 先生
親として、小さな子どもの食生活や生活習慣には気をつけている人も多いはずです。でも、なかなか言うことを聞いてくれないこともありますよね。実はそれ、身近な大人の行動が影響しているのかもしれません。この記事では、子どもも含め、家族みんなで健康な生活を送るためのポイントを紹介していきます。家族の健康のためにも、ぜひ試してみてください。
子どもの食生活や生活習慣を変えるには、家族全員でその生活に取り組むことがポイントになります。家族全員でより健康的な生活を送るために、以下の10のことを意識して取り組んでみてください。
研究によると、普段からテレビなどで気が散らない場所で食事をとる家族は、健康的な体重になることがわかっています。
たとえば犬の散歩や洗車、ガーデニング、犬を歩く、車を洗う、庭の掃除といったことを子どもと一緒にやりましょう。子どもはそれを運動ではなく、遊びと考えます。
ジュースの代わりに水を飲むように子どもに伝えましょう。炭酸飲料やフルーツドリンク、スポーツドリンク、乳飲料、さらにはフルーツジュースでもカロリーは高いです。子どもは自宅で自由に甘い飲み物を飲めなければ、ほとんど飲まない傾向があります。
きちんと朝食を食べる子は、夜遅くに食べ過ぎることがないようです。朝に時間がとれなければ、お粥や果物など、簡単で体によい食べ物を選んでください。
体をよく動かしましょう。子どもをテレビやスマホ・タブレットから離し、散歩やサイクリング、公園、プールに行くなど、家族でできる運動をしましょう。
健やかで楽しく過ごす絶好のチャンスです。サイクリングやハイキングといった活動的なことをしたり、さまざまな活動ができる場所を目的地に選びましょう。キャンプ場で過ごす休日が大好きな子どもは多いです。テントを張ることから自然の中でのハイキングまで、どの世代でも楽しめる活動がたくさんあります。
少し時間がかかりますが、こうすると食べる量をコントロールできます。食品ラベルを読んで、より健康な食材を使用し、砂糖や塩の量を控えることができます。
宅配ピザを完全にやめる必要はなく、健康的に正しいものを選べばいいだけです。たとえば、ベーコンやサラミの代わりに、野菜、ハム、エビといった具材をのせた低脂肪のピザを注文しましょう。
市販の食品は、小さなサイズの皿で食事を与え、子どもがまだお腹が空いていたら、もっと食べたいと言ってもらいましょう。小さな子どもに大人用の皿で食べさせるのはやめてください。食べ過ぎを促してしまうからです。
定期的に歩くことは、家族全員が健康になるためのいい方法です。イベントは各地で開催され、すべての世代、レベル、能力の方を対象としています。
子どもは身近な大人のことをマネして大きくなっていきます。
子どもの食生活や生活習慣を変えるためにまず大人であるあなたから上記を実践していくと良いでしょう。
普段から家族全員で健康的な生活を送っていれば、子どももそれが自然なことだと思って習慣化してくるはずです。また、家族そろって取り組むことは、きっと楽しいはずです。ぜひ健康一家を築いてくださいね!