記事監修医師
メディアージュクリニック青山、皮膚科
田中 美帆 先生
2017/7/10
記事監修医師
メディアージュクリニック青山、皮膚科
田中 美帆 先生
口周辺や顎、首など、顔の下部にできやすい「大人ニキビ」。
思春期はもうとっくに終わったのに、繰り返すニキビにお悩みの方は案外少なくないのではないでしょうか?
ということで今回は、そんな大人ニキビの原因や治す方法をご紹介していきます!
ニキビというと思春期特有のイメージがあるかもしれませんが、成人後もニキビができることがあります。思春期のニキビは女子より男子が重症化しやすいですが、大人ニキビは男性よりも女性にできやすいという特徴があります。
「不潔だからニキビができる」と思う人は少なくないようですが、思春期のニキビも大人のニキビも、下記のような複数の要素が組み合わさった結果、発生するものです。
・ホルモンバランスの変化(月経など)による皮脂の過剰分泌
・食生活
・ストレス
大人ニキビの治療法としては、下記のものが挙げられます。
ドラッグストアなどで販売されている、ニキビ用のスキンケア用品でも改善することがあります。ただし、どの製品や薬が効果的かどうかは個々人のニキビの種類によって異なるので、市販薬を買う前に皮膚科医の診察を受けることをおすすめします。
もし市販のスキンケア用品を購入する際は、ノンオイルで毛穴を詰まらせないタイプのものを選ぶようにしてください。
ニキビを治すのに効果的な薬は、病院にて処方してもらうことができます。処方される薬には以下のものがあります。
・過酸化ベンゾイル
・外用薬(エリスロマイシン、メトロニダゾール、クリンダマイシンなど)
ジェルやローション、クリームタイプなどさまざまな種類がありますが、どのタイプがよいかどうかは皮膚科医に相談しましょう。乾燥肌や敏感肌の人(ニキビに悩む大人のほとんどは乾燥肌です)はクリームやローションタイプ、オイリー肌の人はジェルタイプがおすすめです。
・抗生物質の内服薬
・低容量ピル
ニキビを治すには、医師や処方箋、または製品ラベルの指示に従うことが重要です。
また、規則正しい生活、バランスのとれた食事を日頃から心がけましょう。
女性は生理などでホルモンバランスが変化しやすいため、男性よりも大人ニキビができやすい傾向が!楽しみなイベントの直前にニキビができたときは特にガッカリしてしまうものですが、ニキビは焦らず適切なケアで治すことが重要です。ご紹介した治療法をぜひ実践してみてくださいね。