赤ちゃんの睡眠習慣を改善させるためにやるべきこと

2017/8/30

山本 康博 先生

記事監修医師

MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士 呼吸器内科専門医

山本 康博 先生

赤ちゃんが産まれてから暫くは、赤ちゃんが夜中に何度も起きたり、睡眠のサイクルが変化したり、お母さんも睡眠時間が少なくなったり、自分の時間がうまく取れなかったりして大変ですよね。今回は、赤ちゃんの睡眠習慣を改善し、よりよい睡眠を取れるようにするためのポイントをご紹介します。

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赤ちゃんを夜通し寝かせるために

いつ赤ちゃんが夜通し寝ることができるようになるのでしょうか?その答えは、赤ちゃんによって異なります。新生児(特に授乳中の新生児)であれば、頻繁に食事を取る必要があるため、一度の睡眠は最長でも3時間だと思っておいたほうがよいでしょう。

赤ちゃんが2〜3ヶ月になってくると、5〜6時間の睡眠が望めるようになります。
しかし、赤ちゃんが、5、6ヶ月になってもまだ起きるようであれば、お腹がすいたから起きているというわけではなく、夜中にお母さんの甘い母乳を飲む習慣がついているだけと考えられます。

実際に、3ヵ月を過ぎたら、夜通し寝かせるという最終目標を掲げ、夜間の授乳を減らすようにしてみてください。そのためにやるべきこと、やるべきではないことを以下より参考にしてみましょう。

やるべきこと

やるべきことは以下のとおりです。

寝る前に赤ちゃんを起こす

夜眠る前に、赤ちゃんにミルクを与えるようにしてみましょう。たとえ赤ちゃんが眠くて、あまり飲まないとしても、少し飲ませるだけで1,2時間余分に眠れるようになるでしょう。
ただし、このことで赤ちゃんがより頻繁に目を覚ますようになることもあります。そのときは、赤ちゃんに寝る前の最後のミルクを与えるときに、できるだけたくさんあげるようにしてみてください。
ミルクを十分に飲む前に、眠りに落ちたときは、起こしてミルクをあげてもかまいません。そうすると、赤ちゃんはお腹一杯になってから眠るようになり、夜通し眠れるようになることもあります。

ミルクの間隔をあける

新生児は2〜3時間ごとに食べる必要がありますが、赤ちゃんが3〜4カ月齢になる頃には、間隔を伸ばしてみてもよいでしょう。一晩おきに30分ほどミルクの間隔を延ばしてみてください。運がよければ、間隔を一晩通してミルクをあげなくても済むかもしれません。

夜間のミルクの量を減らす

夜間の授乳を辞めさせるもう1つの方法は、瓶に入れる量を少しずつ入れたり、母乳を与える時間を減らしてみるということです。赤ちゃんが、ミルクを必要としなくなるまで、1週間を通して、ミルクの量(または授乳時間)を減らしてみましょう。

眠りにつくまでのルーティンを築く

寝る前に、絵本を読み聞かせたり、歌を歌ったりするのは、早すぎることではありません。就寝までの習慣を作ることで、眠りにつくルーティンを作ることができます。赤ちゃんを夜間を通して眠りにつかせるための実証済みの戦略としては、入浴、読み聞かせ、抱擁、などがあります。

やるべきではないこと

やるべきではないことは以下のとおりです。

夜間に急いでミルクを与える

赤ちゃんが夜中になきながら起きたとき、母乳やミルクをあげる前に、少しだけ時間を置いて待ってみてください。再び眠りについたり、独りでしばらくの間遊び始めるかもしれません。大声で要求をあげ始めたら、静かに歌を歌ったり、優しくスキンシップをとって癒してあげましょう。夜中に起きてもミルクがもらえないと赤ちゃんが学習すれば、夜通し眠れるようになるでしょう。

日中のカロリーを減らす

日中に満腹でいるほうが、夜に空腹になりにくくなりますし、夜通し眠る可能性も高くなります。昼間の授乳量を増やしてみましょう。または、ミルクの量をほんの少し増やしてみましょう。

シリアルを哺乳瓶に入れたり、固形食を与えるタイミングを早める

夜中に起きるのを防ぐだけでなく、健康にとっても有害になる可能性があります。固形食が早すぎると、食物アレルギーになることがあります。また、食べたものを肺に吸い込んでしまい、肺障害を引き起こすリスクもあります。さらに、穀物をボトルに加えることは、与え過ぎにつながる可能性もあります。赤ちゃんは本能的に必要なミルクの量を知っているので、瓶にシリアルをいれてのカロリーを上げると、通常よりも多くのカロリーを摂取させることになります。

夜中におむつを変えない

汚れていない限り、夜中におむつを変えるのは控えてください。おむつを替え始めると、赤ちゃんがすぐに起きてしまいます。どうしても夜間におむつに取りかえる必要がある場合は、照明を薄暗くして、できるだけ話をしたり、やりとりしながら行ってみてください。そうすれば、あなたの赤ちゃんは目を覚まして騒ぐ時間ではない、と伝えることができるでしょう。

赤ちゃんと一緒に寝る

赤ちゃんとベッドや部屋が同じなのであれば、別々にする良い機会かもしれません。お母さんがすぐ近くにいるから、頻繁に起きているのかもしれません。もちろん、まだ一緒に寝たほうが良いと感じるなら、無理に離れる必要はありません。

赤ちゃんの朝寝を卒業させる

赤ちゃんが生まれてから数ヶ月間、赤ちゃんの朝寝の時間は、お母さんにとって貴重な時間だったでしょう。しかし、いずれ朝寝を控える時期がやってきます。よじ登ったり、走り回ったり、探検を始めたり、目がパッチリで元気いっぱい! 正午になっても少しも疲れを見せくなる時期がくるのです。

お母さんにとっては困ったことに感じるかもしれませんが、赤ちゃんがこの頃に朝寝しなくなるのは、正しく成長している証拠です。ここからはうまく朝寝を卒業させて1日1度の昼寝に変えてしまうためのアドバイスをご紹介します。

ランチの時間を早める

赤ちゃんのお腹が一杯になっているほうが、質が高く、長時間昼寝をしてくれるでしょう。ランチを早めにして、昼寝の時間を早めてみましょう。そして、睡眠習慣の変化に忍耐強く対応してください。朝寝と昼寝の1日2回から、1回の昼寝に切り替えるのには、少し時間がかかるかもしれません。赤ちゃんの睡眠習慣の変化には寛大になりましょう。

朝寝の代わりとして、静かに過ごす時間を設ける

これは、赤ちゃんが1日1回の昼寝に慣れないときに、特に有効といわれています。朝寝をしていた時間を、本を読んだり一緒にパズルをするなど、静かな遊びに切り替えましょう。そうする事で赤ちゃんは朝寝の代わりに、リラックスして過ごせるかもしれません。

昼寝と就寝の時間を一定に保つ。

本を読む、赤ちゃんの部屋で抱っこする、歌を歌うなど、いつも就寝前にすることをしてみましょう。
またできる事なら、いつも一緒に寝ている、おもちゃやぬいぐるみ等と一緒に、ベビーベッド(ベビーカーや車でなく)で寝させるようにしましょう。そろそろ寝る時間だというサインを知らせてあげることができます。

赤ちゃんの睡眠時間を記録する

赤ちゃんが昼寝を含めて1日12~14時間寝ているか確認してください。
昼寝の時間は赤ちゃん一人ひとりによって様々なので、睡眠習慣が他の赤ちゃんと違っていても大丈夫です。赤ちゃんの睡眠記録を参考に、お母さんの「自分時間」を設けるようにしましょう。

おわりに:赤ちゃんの睡眠時間

赤ちゃんは成長するにつれ、睡眠時間や回数が変わっていきます。健康に育つためには十分な睡眠時間タイミングが大切です。また、お母さんの体調にも影響してきますので、睡眠の調子が悪い場合は改善を考えてみましょう。

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