ストレスが原因の頭痛、緊張性頭痛の対策や処方薬

2017/6/27

二宮 英樹 先生

記事監修医師

東大医学部卒、セレオ八王子メディカルクリニック

二宮 英樹 先生

つらい頭痛の原因はさまざまですが、風邪や天候などの影響でない場合は、ストレスが原因かもしれません。ストレスが原因の頭痛を緊張性頭痛とよびます。今回はその緊張性頭痛についてご紹介します。

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緊張性頭痛とは

緊張性頭痛はギューっと締め付けられるような頭痛、なんとなく頭が重い、と表現されることが多いです。片頭痛の痛みはガンガンする、ズキズキすることが多いのとは対照的です。

緊張性頭痛の原因

緊張性頭痛の原因は、肩〜頚部の筋肉の緊張(張り)です。いわゆる、肩こりから来る頭痛です。緊張性頭痛の症状が強く出現している人の肩こりや首の緊張はとても強く、軽く触っただけでも痛がります。圧痛点があるのが特徴で、圧痛点を押すと押した部位が痛いだけでなく、症状が強い場合は首や頭、手にまでジンジンと痺れるような感覚が広がります。

肩こりが原因なので、長時間のパソコン作業、机に座った作業、ストレス、疲れ、睡眠不足などをきっかけに悪化します。

緊張性頭痛の治療方法

最も一般的な治療法は、休息をとることと鎮痛薬(アセトアミノフェン、ロキソプロフェン、イブプロフェン、ナプロキセン)の使用です。
市販の鎮痛剤を選ぶときは、副作用の可能性や他の薬との相互作用に関する添付文書をチェックし、その指示に従いましょう。不明な点があったら医師または薬剤師に相談しましょう。

頭痛が始まったとき、痛みが増す前のまだ軽度なときに頭痛を治療するのが最もよい方法です。これらの治療法がうまくいかない場合は、医師に相談しましょう。

頭痛を緩和するためにできること

ストレスを発散する

ストレスを軽減すると偏頭痛の頻度が3分の1に軽減されることが研究によって証明されています。

定期的にいろいろな運動をする

週に数回、30〜60分間の運動を行いましょう。ヨガ、瞑想、リラクゼーション療法も頭痛を和らげることができます。

おわりに:ストレスをうまく発散する

ストレスは頭痛などの身体的症状だけでなく、精神的にもダメージを与えます。ストレスを多く受ける要因のある現代はストレスをゼロにすることは難しいため、なるべくストレスを貯めないよう、うまく発散することが大切です。

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