環境が整ってきています!障害を持っていてもできるスポーツ

2017/6/19

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

スポーツで汗を流すのは気持ちいいものです。近年、すでにあるスポーツにアレンジを施したり、施設を新設するなどして障害を持っている人でもスポーツを楽しめる環境が整ってきました。
どのようなスポーツがあるのでしょうか。また、障害者でも普段から体を動かすための方法にはどのようなものがあるのでしょうか。

障害のある人が取り組めるスポーツ


障害のある人も健常者と同じような方法で運動ができるやり方が整っています。

ウォーキング

活動量を増やすには最適とされる運動です。日常生活において、歩く習慣を付けましょう。友人を誘ってみたり、モチベーションをさらに上げたい場合はウォーキングを行う団体に所属してみるとよいでしょう。

サイクリング

二輪車に乗ることができない人のために、三輪車、四輪車、ハンドサイクルと呼ばれる手で動かすことのできる自転車、補助電動機付き自転車があります。

ヨガ、ピラティス、太極拳

ヨガ、ピラティス、太極拳などの無理のない運動は、障害のある人に適しています。安全にできるように、始める前にアドバイスをもらうようにしましょう。

水泳

水泳は水が体を支えてくれるため、比較的自由に動くことができる運動です。多くのプールで、障害のある人向けのクラスを設けています。

その他・障害者スポーツ

障害のある人も、健常者とほとんど変わらないルールでスポーツを楽しむことができます。ブラインドサッカーなど、障害のある人が参加しやすいように、障害者スポーツのひとつとして確立されているものもあります。

障害者でも楽しめるスポーツ一覧

・釣り
・アーチェリー
・陸上競技
・バドミントン
・ボウリング
・サイクリング
・ダンス
・サッカー
・フェンシング
・ゴルフ
・体操
・乗馬
・空手
・漕艇
・セーリング
・射的
・水泳
・卓球
・テニス
・バレーボール
・バスケットボール
・ラグビー

とくにバスケットボールやラグビー、バドミントン、テニス、卓球などは車椅子スポーツとして確立されています。
また、ボッチャというスポーツが2012年のロンドンパラリンピックで取り上げられました。ボッチャはボーリングに似ていて、目標球に向かって革のボールを転がすものです。四肢麻痺者のように、運動能力が厳しく制限されている人にとっては、特に良い選択肢になります。

日常生活に運動を取り入れる


あらためてスポーツを始めるとなるとハードルが高いかもしれませんが、手っ取り早く活動量を増やすために、通勤や買い物、友達と会うなど、日常生活における活動の中に運動を組み込んでみてはどうでしょうか。

以下に、そのためのヒントを提示します。

・通勤や買い物の道のりの中で、歩く量を増やす、もしくは自転車を使う
・最寄り駅より一つ手前の駅で降りる
・車で通勤する場合、オフィスからなるべく離れた駐車場に停め、残りの距離を歩く、もしくは自転車で行く
・友達とカフェでお茶する代わりに、一緒に散歩をしたりサイクリングに行く
・仕事の前後や昼休みに運動する
・ガーデニングなどの適度な運動
・テレビの前でエクササイズ
・オンラインのトレーニングプログラムに参加する

おわりに:できるところから、楽しく体を動かすことが大切

例えばイギリスなどでは、一週間に最低150分間の運動と、二日以上の筋力トレーニングを行うことを推奨しているそうですが、いきなりこのような目標に取り組むのは大変かもしれません。
重要なことは、本人が楽しめる運動を選ぶことです。徐々に環境が整備されてきた障害者スポーツでもいいですし、普段の生活の中での運動でもいいでしょう。
この機会に、健康のために汗を流すことを始めてみましょう!

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