赤ちゃんの安心のために知っておきたいベビー用品の選び方

2017/8/24

山本 康博 先生

記事監修医師

MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長
東京大学医学部卒 医学博士
日本呼吸器学会認定呼吸器専門医
日本内科学会認定総合内科専門医
人間ドック学会認定医
難病指定医
Member of American College of Physicians

山本 康博 先生

出産を終え自宅に戻ったら、赤ちゃんの安心を守ることがパパとママ、或いはその他の家族の仕事です。そのために大切なのが安全なベビー用品を選ぶこと。ベビーベッド、マットレス、おむつ替え用テーブル、チャイルドシート、ベビーカー、ベビーバスタブ、ベビーゲート、抱っこ紐とおんぶ紐・・・など、機能性を考慮したベビー用品を賢く購入するために知っておきたいことを見ていきましょう。

冷凍宅配食の「ナッシュ」
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赤ちゃんのための7つのアイテムとは?

赤ちゃんの部屋を作る際には、見た目の可愛いさも確かに大切です。
しかし、それよりも重要なのは赤ちゃんが心地よく過ごせるような実用性のある部屋にするということではないでしょうか。

「部屋の配色も完璧で、ベビーベッドも素敵なデザインのものを選んだ」としても、それだけでは赤ちゃんが本当にくつろげる場所であるとはいえません。
赤ちゃんが心地よく安心して過ごすために役立つ7つのアイテムをご紹介します。

ベビーラック、ロッキングチェア

メリットとして、赤ちゃんを抱っこしたり授乳したりするのに丁度良いスペースになるということがあげられます。
また、穏やかな前後運動が赤ちゃんの眠気を引き出してくれるところもポイントです。
ロッキングチェアは、本を読んだり子守唄を聞いたりするのに最適な場所になってくれるでしょう。

ホワイトノイズマシン

これは多くの親に支持されている代表的なベビー用品です。
音調の無いシッーという音がリラックス反応を引き起こし、赤ちゃんの寝つきを良くする効果があるといわれています。

サウンドマシンとも呼ばれるこの機械には、ぬいぐるみ型のものも販売されています。
しかし、1歳未満の赤ちゃんがぬいぐるみと一緒に寝るとSIDs(乳幼児突然死症候群)のリスクが上昇することが示唆されているため、ベビーベッドの中に一緒に入れないようにしてください。

音楽プレーヤー

子守唄や静かな歌から、ブラームズやビートルズまで、母親達は様々な音楽を用いて赤ちゃんを寝かしつけてきました。
これに関しては必ずしも新しいものを購入しなければいけないわけではありません。
既に持っているCDプレーヤーやMP3をベビーベッドの近くの棚の上などに設置すれば完成です。

また、音楽はママにとっての気晴らしにもなるので、必要に応じて機械の場所を移動させましょう。

ベビーベッドライト

極力睡眠の邪魔をせずに赤ちゃんの状態を確認したり、おむつを換えなくてはいけなくなることもあると思います。
ベビーベッドライトは、そんなときに活躍すること間違いなしのやわらかい光を放つ照明器具です。

中には音声で起動するようになっているものもあり、赤ちゃんが泣いたときにつくものや、ホワイトノイズマシンとしての役割を果たすものなどがあります。

調光機

ベビー用品ではありませんが、調光機を使って光を薄暗くすることで、赤ちゃんに寝る時間が近づいていることを知らせることができます。光がだんだんと弱くなっていくことで、赤ちゃんは「眠る時間が近づいてるな・・・」と感じていくでしょう。

遮光シェード及び遮光カーテン

赤ちゃんが、「ここは暗くないよ!どうして寝ないといけないの?」と思うような光をすべて遮断することができます。
新しく購入しても良いですし、暗い色のカーテンを買って分厚い綿の裏地をつけることでも代用できます。
また、自分でつくることも可能です。

おしゃぶり

赤ちゃんが自分を落ち着かせる方法の1つがしゃぶることです。
ベビー用品の買出しに行くときはたくさんおしゃぶりを買っておくと良いでしょう。
赤ちゃんが真夜中に起きたときに新しいものを口にできるように、簡単に手が届くところに置いてあげてください。

おしゃぶりをしながら寝るとSIDsのリスクが減るということを示す研究もあります。

赤ちゃんのための安全対策もお忘れなく!

以下の点に注意して赤ちゃんの安全を確認しましょう。
・目を離さない
・階段の柵、コンセントカバー、引き出しラッチなどがある危険な場所に立ち入らせない
・貴重品や壊れ物はしまっておく
・掃除用品、医薬品、アルコール飲料、化粧品など毒となり得るものに注意する
・窓や扉はきちんと閉める

おわりに:赤ちゃんが安心して過ごせるようなアイテムを選びましょう

ベビー用品を選ぶ際にデザイン面へのこだわりや好みもあるでしょうが、何よりも優先すべきは赤ちゃんが心地良くいられるかどうかです。
実用性や安全面にも配慮して、安心して過ごせる空間を整えてあげましょう。

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