そのくしゃみ、アレルギーかも!?知っておきたい原因と対策について

2017/6/20

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

くしゃみ、鼻づまり、耳、喉、目のかゆみなどは、典型的な季節性アレルギー症状です。予防のためには空気中のアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)量を最小限に抑える必要があります。では、具体的にどのようなことをすれば良いのでしょうか?この記事では、家の中のアレルゲンを取り除く方法を示していきます。

そもそも、アレルギーとは?

アレルギーとは、特定の食品や物質に対して体が引き起こす反応のことです。大別すると主に季節性アレルギーと食物アレルギーの2つに分類されます。アレルギーの主な症状は、じんましん(虫刺されに似た赤い膨らんだ斑点)、皮膚のかゆみ、唇や舌の腫れ、くしゃみ 、喘鳴 、吐き気 、嘔吐 、下痢 、頭痛、呼吸困難などが挙げられます。

季節性アレルギー

このタイプは、花粉、樹木、草、雑草、またはカビなどのアレルゲンによって誘発されます。多くは季節性があり、アレルギーが特に強い時期と収まる時期があります。

食物アレルギー

原因の約90%は、牛乳、卵、ナッツ類、豆乳、小麦、貝類です。

室内アレルゲンを退治しましょう

アレルゲンとはアレルギーを引き起こす可能性のある物質のことです。
その中でも室内アレルゲンは私たちの暮らしに身近なものであり、ペットの毛、イエダニ、カビなどが代表例です。
季節性アレルギーを防ぐには、そんなアレルゲンを家から排除しなければなりません。
以下に、具体的な対策をご紹介します。

イエダニへの対策

カーテンやカーペットがある部屋には、かなりの確率でイエダニがいます
極小の害虫であるイエダニは、マットレス、枕、寝具がある寝室を最も好むからです。

イエダニはほとんどの人には無害ですが、イエダニやイエダニの糞はアレルゲンになるため、過敏な場合にはアレルギー反応を引き起こします。
効果的な対策は、毎週掃除機をかけて(可能であればHEPAフィルターのついた掃除機を使い)イエダニを吸い取ることです。寝具は週に1回55度以上の温度のお湯で洗い、月に1回は影になっている場所を拭き、カーテンを洗うようにしましょう。

また、イエダニの温床とも言える子供部屋のぬいぐるみは取り除き、ベッドにも置かないようにしてください。
エアコンの排気口にフィルターをつけ、年に1度取り替えることも効果があります。

ペットの毛も危険です

ペットの毛や唾液、フケなども、一部の人にとってはアレルギーを引き起こす原因となります。もしも、アレルギーがペットの毛によって生じているようであれば、ペットを別の部屋に移動させたり、ベッドに上げないようにするなどの対策が必要です。

汚れだけでなくアレルギーの原因にもなるカビ

カビは家の中で一番湿った部屋である、風呂場、キッチン、洗濯場、地下室などであっという間に増殖します。
拡大を防ぐためには部屋を適度に換気し、家の中の湿度が高い場合には除湿機を使うようにしましょう。
カビはゴミ箱、シャワーカーテン、浴槽のタイルなどでも増殖するため、漂白剤や抗カビ剤を使って除菌するようにしてください。

ねずみとゴキブリ

ねずみとゴキブリと言えば嫌悪感を起こす生き物として名高いでしょうが、研究によるとアレルギーや喘息の引き金になる可能性があることが示されています。生ごみは袋の口をきちんと縛る、家の中に防虫剤やネズミ駆除剤を置くなどして侵入を防ぎましょう。

おわりに:アレルギー防止にはアレルゲンの駆除が大切です

上記で紹介した以外にも、窓を閉じたままにしたり、頻繁に掃除したり、家に入る前に靴を脱いだり、寝具を定期的に洗って花粉を取り除いたり・・・アレルゲンを取り除くためにできることはたくさんあります。
これらの方法を取り入れて、アレルギーからご自身や家族を守りましょう。

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