記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/7/18
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
ストレスを解消するための一番の方法は、健康的な対処方法を学ぶことです。この記事では、ストレス解消に役立つ、すぐに実践できるアドバイスをご紹介します。自分に合ったものを見つけるまで、今回紹介する解消法を積極的に試してみましょう。
以下では、心を癒すためのストレス解消のためのテクニックをご紹介します。
自分がストレスに感じていることを書き出すことは効果的とされています。 1日に、10~15分間、自分がストレスに感じた出来事と、その出来事が自分をどのような気持ちにさせたかについて書いてみましょう。可能ならば、そのストレスの原因を追跡してみてください。このことで、自分が何に対してストレスを感じていて、そのことでどのくらいストレスを感じるのかを自覚しやすくなります。また、ストレスの原因が分かれば、そのストレスと付き合っていくための方法を見つけることに役立つでしょう。
必要だと感じたら、話して、笑って、泣いて、怒りを吐き出しましょう。友達、家族、カウンセラーなどに話す機会を持つことが大切です。
自分の事をするのには、時間が足りないと感じている人も多いでしょう。しかし、自分が楽しめることや何かに没頭するための時間を作ることは、リラックスすることに役立ちます。以下を参考にしながら、様々なことに取り組んでみてください。
・ガーデニングなどの趣味を持つ
・執筆、工芸品、アートなど、創造的な活動に取り組む
・ペットと遊んだり、世話をする
・ボランティアをする
マインドフルネスをベースとしたストレス軽減法は、ストレスを管理し、対処するために非常に効果的な瞑想法の一つです。瞑想するときは、今起きていることに集中してください。上手くいかないという場合は、自分の呼吸に集中してもいいでしょう。
誘導イメージ法では、自分が落ち着いていて、リラックスしている場面をイメージします。この方法を学ぶために、オーディオブックや本を活用したり、先生の指導をうけるのも良いでしょう。
以下では、体を癒すためのストレス解消のためのテクニックをご紹介します。
定期的な運動は、ストレスを管理するための、もっとも効果的な方法の一つです。初めのとっかかりとして、ウォーキングをおすすめします。ウォーキングが難しいという人は、家の掃除や庭仕事でも、ストレス解消効果が期待できます。ヨガはストレスを取り除くために効果があるとされ、ストレッチは筋肉の緊張緩和に役立つでしょう。
様々な種類の呼吸法を試してみましょう。
このテクニックは、筋肉の緊張を緩和する効果があります。別々の種類の筋肉を、一つ一つほぐしていきます。
これらのテクニックは運動と瞑想のどちらも兼ねているもので、実践できるようになるために正しいやり方を学ぶ必要があります。トレーナーやインストラクターから指導してもらうことが難しい場合は、本やインターネットを使って学んでもいいでしょう。
ここで紹介していること以外に、マッサージや音楽療法などにもストレス解消効果が期待できるので、いろいろと試しながら自分に合ったものを見つけましょう。
6歳から12歳の女の子61人を対象にした実験では、ほんの少しお母さんと電話で話しただけで、ストレスのレベルが下がったという結果が出ています。このことから、電話から聞こえてくる母親からの優しい声は、磨り減った神経を落ち着けるために、抱擁と同じくらいの効果が期待できるといえるでしょう。
ストレスは人生の中で避けることのできないものです。自分に合ったストレス解消方法を見つけ、そしてストレスを感じたときは、これらを実践する習慣を作りましょう。ストレスを多く溜め込まないことが大切です。