意外と身近にある! 肌荒れを改善してくれる食べ物
2017/7/31

人の肌は、日々体の中や外から摂取される毒素と闘っています。その結果はすべてお肌の調子となって現れ、それを見て一喜一憂している人も多いと思います。幸い、生活スタイルにしっかりと注意することで大きな効果が得られることがわかっています。とくに、毎日体に摂り込んでいる「食べ物」の重要性は言うまでもないでしょう。ここでは、お肌のために、どんな食べ物を摂ればよいかを解説します。
血糖値が大事
正しく食事をするということは、健康的で美しい肌になるための大事なステップです。
「古いことわざにある『食べたものが人をつくる』というのは疑いようのない真実なのです」と言っているのは、ヨハネスブルクの皮膚科医、Lushen Pillay医師です。
彼女によれば、飽和脂肪酸や精製炭水化物が多く含まれている食事をすることで、肌が疲れているように見えてしまう可能性があることがある研究で明らかになったそうです。
血糖インデックス(GI値)の低い食事で血糖値を抑制することが大切だと考えられています。
血糖インデックスの低い食事をしましょう
血糖インデックス(GI値)は血糖値を抑制するために役立ちます。この指標は、炭水化物が豊富な食べ物がすべて血糖値やインスリン値を上昇させるわけではないという事実に基づいて設定されています。
目標は低GIの食事をすること。これによって血糖値やインスリン値が安定するからです。これは後々、より若々しい肌を得ることに繋がります。
南アフリカの登録栄養士であるIngrid van Heerden医師は、食事のGI値を低くするために、以下のようなことができると言っています。
でんぷんを含む食事に野菜を足す
たとえば、ローストした野菜とじゃがいもを一緒に食べましょう。野菜の中に含まれている食物繊維がじゃがいも(GI値が高い食材)のGI値を低くします。
でんぷんを含む食材を加熱調理し、冷ます
たとえば、冷たいオートミールは温かいものよりもGI値が低く、冷たいポテトサラダは茹でた熱いじゃがいもよりもGI値が低いです。
熟れていない食材を選ぶ
たとえば、固く黄色いバナナは、熟れて柔らかいバナナよりもGI値が低いです。
酢などの有機酸をでんぷんが豊富な食事に足す
たとえば、サラダにオリーブオイルや酢を足すことで、食事で摂取するでんぷんのGI値を低くすることができるといわれています。
「セカンドミール効果」を利用する
朝食にGI値の低い食べ物(高繊維のシリアル、牛乳やオレンジジュース)を食べることで、その効果を昼食まで継続させることができます。
食事にマメ科植物を足す
食物繊維が豊富な乾燥豆、エンドウやレンズ豆、缶詰の豆、豆のスープ、植物性タンパク質などはすべて、食事のGI値を低くします。
食事やおやつにタンパク質を足す
これによってGI値の高い食べ物のGI値を低くすることができます。
他にはこんなものを食べましょう
肌の健康や身心の健康を高めるために、ケープタウンの皮膚科医であるIan Webster医師は、以下のようなものを食べるよう勧めています。
水(湧き水か浄化器を通した水)
甘味料の入った炭酸飲料などよりははるかに良い飲み物です。
緑の野菜
ほうれん草、ケール、クレソンやアスパラガスなどは、すべて抗酸化物質を豊富に含んでいます。
赤やオレンジの果物や野菜
トマトやニンジン、赤ピーマン、マンゴー、スイカなどには、リコピンやベータカロテンという2つの強力な抗酸化物質が含まれています。
鮭や鮪やイカ
オメガ3とタンパク質が豊富に含まれています。
鶏肉や赤身の牛肉、その他の健康的なタンパク質源
食事のGI値を下げるために効果的です。
卵・ナッツや種
タンパク質やオメガ3必須脂肪酸が豊富です。
アーモンドミルク
フリーラジカルと闘うために役立つビタミンEが含まれています。また、肌に栄養や潤いを与えるために役立つビタミンB12も含まれています。
ブルーベリー、ラズベリー、ブラックベリー、ミックスベリー
抗酸化物質が豊富に含まれています。
バージンオリーブオイルなど
その他、ココナッツオイル、グレープシードオイル、アボカドやアボカドオイルなどの健康に良い脂肪
おわりに:お金を使わなくても、食べ物で変えられる
何かを食べることは日常生活の一部です。そのため、食べ物に気をつけることは、健康的な美しさを保つために大切といえるでしょう。
確かに、化粧品や美容整形の分野は大きく進歩していますが、自分が健康で美しくいるためには、必ずしもたくさんのお金が必要なわけではないことを知っておいてください。いつもの食生活で、肌をきれいに保つ工夫をしましょう!