熱中症の危険が高いのはどんなとき?

2017/7/20 記事改定日: 2019/5/8
記事改定回数:1回

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

高温多湿の中にいると、誰でも熱中症になるリスクがあります。
この記事では、熱中症の危険が高まりやすい環境について説明していきますので、予防や早期対処のために役立ててください。

熱中症の危険が高まるのはどんな環境のとき?

熱中症は以下のような環境の場所に長時間いることで発症しやすくなります。

  • 気温が高い
  • 湿度が高い
  • 風が弱い
  • 日差しが強い
  • エアコンがなく締め切った室内

身体が温まりやすく、体温を下げる作用のある汗が蒸発しにくい蒸した環境には屋外・屋内に関わらず注意するようにしましょう。

熱中症の危険を避けるための対処法

熱中症が重症化するとひどい場合は臓器障害を引き起こすこともあります。そうならないためには、とにかく体温を下げることが大事です。

まずは、日陰に移動させ、脱がせることができる衣服は脱がせ、意識がある場合は、冷たい、もしくはぬるい水を張った浴槽に入れましょう。
ただ、氷のように冷たい水は使用しないでください。また、この方法をとる場合は、患者が意識消失を起こさないよう、目を離さないようにしましょう。

ホースで水をかけたり、冷たい湿った布で身体を拭くことも効果があります。そのときは、扇ぐことによって皮膚上の汗の蒸発を促し、温度を下げるようにしましょう。また、水分補給も不可欠です。患者に水、あるいは電解質を含んだスポーツドリンク、経口補水液を飲ませるようにしてください。
もし、経口摂取が難しい場合は、病院で点滴を用いて、静脈から水分補給をすることになります。

熱中症のサイン

熱中症のサインには以下のようなものが挙げられます。当てはまる項目が多い場合は、重症化する前に早めに上記のような対処を行うようにしましょう。

  • のどが渇く
  • 尿の量が減り、色が濃くなる
  • 身体がだるく、力が出ない
  • めまいやたちくらみがする
  • 集中力や注意力が散漫になる

おわりに:サインを見逃さず、いち早く行動しましょう

熱中症は、場合によっては死にいたることがある病気です。「少し気分が悪い」程度であっても、熱中症を疑って、適切な処置を行なってください。また、室内にいても熱中症にはかかり可能性があります。自分自身、そして周囲の人からのサインを見逃さず、今回のコラムを参考に、いち早く行動するようにしましょう。

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