めまいの症状 ~ いろいろな症状の原因とリスク ~

2017/7/25

三上 貴浩 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 医学博士

三上 貴浩 先生

めまいの原因は病気や過労、睡眠不足、加齢などさまざまです。では、実際にこれらを原因としてめまいが起こったとき、どのような症状が現れるのでしょうか。その原因と症状とを解説しました。

めまいとは


めまいは症状であって、病気ではありません。頭がふらふらしていて、酔っているようで、不安定で、目が回るような状態を指す言葉です。また、アンバランスな感覚を説明するときに使われる一般的な用語です。

兆候と症状


めまいは、回転している感覚、もしくは周囲の物体が動いているか、回転しているような感覚を指しています。
中には、床のほうに、もしくは部屋の片側に引っ張られるような感覚というふうに説明する人もいます。横になっているときに頭を動かしたり、体勢を変えたり、寝返りを打った際に、めまいが悪化することもよくあります。

また、突然のめまいの発症は、末梢性めまい(良性発作性頭位めまい、メニエール病、前庭神経炎など)であることが多いです。

末梢性めまいの症状

まず、良性発作性頭位めまい(BPPV)の症状は、通常数秒から数分続き、症状が現れたり消えたりすることが多いです。体勢を変えた結果(寝返りや起き上がったときなど)、頭のふらつきやバランスの乱れ、吐き気などが起こることもあります。
メニエール病や前庭神経炎の症状には、めまい、聴覚の喪失、耳鳴り、数時間から数日続く耳の圧迫感などがあります。

末梢性めまいが起こると、以下のような症状が現れる可能性があります。
・視界がぼやける
・疲労やスタミナの減少
・頭痛、動悸、不整脈(心臓が不規則に速く動く)
・バランスの乱れ
・集中力の欠如
・乗り物酔いのリスク増加
・筋肉痛(特に首や背中)
・吐き気や嘔吐
・認知機能の低下(思考力や記憶力を含む)
・まぶしい光や音に対する過敏性
・発汗量の増加

中枢性めまいの症状

一方、中枢性めまいによって引き起こされるめまいは、通常、徐々に発症します。中枢性めまいは、たいてい潜在的な健康疾患(脳卒中や偏頭痛など)が原因となります。これらの中枢性めまいは、以下のような症状の原因となる可能性があります。

・複視
・頭痛(重度の可能性がある)
・意識障害
・筋肉の障害が原因で起きる発話能力の喪失(構音障害)
・意識喪失
・吐き気や嘔吐
・虚弱

合併症の例


重度のめまいは障害を起こす可能性があります。たとえば過敏症、自尊心の欠如、うつ、職務遂行能力や生活の質の低下などといった合併症を引き起こすことがあります。
転倒によるケガも引き起こしますが、転倒は65歳以上の人たちが重症を負う主な原因となっています。

おわりに:ケガや命の危険もあるため、医師に相談を

めまいの症状はさまざまですが、時と場所を選ばないため、場合によってはケガをしたり、命の危険もあります。たとえば、運転中や重機の操作をしている時などです。
めまいの症状を持っているなら、悪化する前に医師に相談しましょう。

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