記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/7/26
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
仕事中でもデート中でも、ところかまわず襲ってくる下痢。なりやすい人にとっては、ほんとに人生の敵といってもいいほどですよね。今回の記事では、自宅で下痢の対処する方法を、いろいろご紹介したいと思います。
下痢は、「便の頻度および流動性の異常な増加」を言います。毎日の便の水分量は、大人の場合、通常は200ml以下です。この量を超えると、下痢と呼ばれます。
しかし、このような症状が顕著に表れない場合でも、普段の便の頻度やリズムに変化があったときは下痢の可能性があります。下痢自体は病気ではありませんが、いくつかの根底にある病気の症状である可能性があります。便が形になっていない場合、下痢便とみなされます。
下痢は急性、または慢性で起こります。急性下痢は2週間未満でおさまるもの、
慢性下痢は、4週間以上持続するものをさします。生活の質や健康全体に重大な影響を及ぼし、幼児、子供、高齢者では、障害をおよぼしたり、生命を脅かす可能性さえあります。
下痢の治療は、原因が分かっている場合はそれを改善し、下痢に伴って起きる合併症を治療することを目標とします。
急性下痢の一般的な治療には、休息、水分の摂取などがあります。乳幼児や高齢者の場合、点滴や経口補水液による水分や電解質の補充が必要になることがあります。
以下の方法は、軽い下痢症状を軽減するために効果的とされます。
・気分が回復するまでは、固形食は数時間避けてください。
・脱水にならないよう気をつけましょう。少量でもかまわないので、水分を頻繁にとってください。大人は嘔吐しない限り1時間に約2カップの水を飲むようにして、2歳以上の子供は、1日に約2.25リットルまで飲むようにしましょう。2歳未満の子供に関しては、何を与えるべきかを医師に相談してください。
・非常に熱い、または冷たい飲物を避けましょう。
・リンゴジュースやミルクは、下痢を悪化させることがあるため控えるようにしてください。
・アルコールは控えましょう。
・軽度の下痢症例では、イモジウムなどの抗生物質や市販の抗下痢薬はほとんどの場合必要ありません。これらは原因微生物が体外に出るのを遅らせるあるため、少なくとも最初の6時間はこれらの薬の服用は避けてください。熱などの他の病気の兆候がなく、不快感が続く場合にのみ使用するようにしましょう。
感染によって引き起こされる下痢を防ぐため、以下を行ってください
・トイレを使用した後、食べ物を扱う前に手を洗う。
・手はペーパータオルで拭き、そのタオルはすぐに捨てる
幼児では、経口補水液(ORS)を使用して脱水を補正することができます。 ORSには、体液の交換に役立つミネラルと糖分が適切なバランスで含まれています。摂取するORSの量は、脱水の重症度によってことなります。
・お米や何も付けないトースト、バナナなどの軽い食べ物から食べ始めましょう。、また、症状が消失してから48時間が経過するまで、他の果物、スパイシーな脂肪分のある食品、アルコールとコーヒーを避け、症状失くなってから3日間は乳製品を避けるようにしましょう。
・調理したジャガイモのような柔らかい食べ物を少量食べてみてください。肉、ナッツ、豆類は避けてください。また生の果物や野菜、揚げ物や菓子、全粒粉のパンやふすまの穀物など、消化しにくい食品も控えましょう。
症状が改善し始めたら、ソーダクラッカー、トースト、卵、米、鶏肉などの柔らかい食べ物を食べ始めましょう。
・もしあなたが馬鹿げていると感じたとしても、過食にならないでください。小さな量を複数回食べるようにしてください。
・症状がなくなるまで激しい運動は控えてください。
ひとまず下痢の症状が収まったとしても、しばらくは様子を見ながら、少しずつ回復させていってください。
今回のコラムを参考正しく対処すれば、苦しい時間も短く済むでしょう。