侮っていませんか? 正しい手洗いで感染を防ごう!
2017/3/13
冬の時期になると、電車の中などでマスクをする方を多く見られます。もちろん、マスクをつけることは、自分と周囲のを風邪やインフルエンザなどから守ることに繋がります。
しかし、これら感染から身を守るために、最も簡単で効果的な方法は、正しく手を洗うことです。多くの人が、マスクで予防のためにマスクをつけていますが、果たして同じくらい高い意識を持って、手洗いに望んでいるのかは疑問です。
正しい手の洗い方について
手を洗う際は20秒程度時間をかけて入念に行うことが効果です。
詳しい洗い方は、以下をご覧ください。
・お湯か水で手を濡らす。
・十分な量の石鹸をつける。
・手のひら同士をよくこする。
・左手の甲を右の手のひらでよくこする。反対の手も同様に行う。
・指をからめて手のひらをよくこする。
・両手を組むようにして、指の後ろをこする。
・左の親指を右手でつかみ、回すようにしてこする。反対の親指も同様に行う。
・指先を手のひらの上で円を描くようにこする。反対の指先も同様に行う。
・お湯か水でよくすすぐ。
・手を乾かす。使い捨てのハンドタオルだと尚よい。
・手を拭いたタオルで蛇口をとめる。
もし、石鹸で手を洗えない場合、アルコール消毒で済ませても問題ありません。
どれくらい頻繁に手を洗えばいいのか?
少なくとも、以下のタイミングは守るようにしてください。
・お手洗いの後
・生の食材(肉、魚、野菜など)を扱ったあと
・食べる前や食事の準備をする前
・ペットなどの動物と触れ合ったあと
どうして正しく手を洗うことがそんなに重要なのか?
手を洗うことで、ウイルスや細菌、土などをほかの人やものに広げるのを防ぐことができ、食中毒、インフルエンザ、下痢の予防にもつながります。
イギリスの伝染病学者であるJeremy Hawker氏によると、トイレで大便をしたあと、手には大腸菌が容易につき、手を正しく洗わないと、さわったものに菌を拡大させてしまうとのことです。またHawker氏は、トイレで石鹸で手を洗うだけで、ウイルスや細菌、土が十分に洗い流され、また下痢になる確率を50%減らすことができる、と言います。
ばい菌を広げやすい人は?
ばい菌に最も触れる機会が多く、いろいろなところに広げてしまうのは、子どもです。
病院に行く前は、感染症の拡大を予防するために、きちんと手を洗ったかどうか特に注意しましょう。
おわりに
手の洗い方の重要性についてご理解いただけましたでしょうか? 普段からあまり手を洗わない人は論外ですが、トイレの後など、手洗いを雑に済ませる人も非常に多くいます。手荒いは自分も周囲も感染から守ります。特の冬の時期の手洗いは、怠けず入念に行いましょう。