予防接種を受けよう! ~子どもの場合~

2017/3/3

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

予防接種は、多くの疾病の流行の防止と感染症による患者の発生や死亡者をなくすために重要な役割を果たしてきました。今日では一時期のような流行の蔓延も落ち着いてきていますが、それは予防接種によって獲得した免疫が感染症の流行を抑えているといえるでしょう。

予防接種の種類にはどんなものがあるの?

予防接種法及び結核予防法では、定期接種と臨時接種の2種類の予防接種を受けることが定められています。

定期接種

原則的に受けたほうがよいとされるもので、以下のものがあります。対象年齢のうちであれば無料で受けられます。
・ポリオ
・BCG
・三種混合(ジフテリア、破傷風、百日咳)
・麻疹(はしか)
・風疹(三日ばしか)
・日本脳炎
・二種混合(ジフテリア、破傷風)

任意接種

希望によって受けるもので有料です。
・おたふくかぜ
・水痘
・インフルエンザ

予防接種を受ける時期は決まっているの?

定期接種には、年齢によって受ける接種時期と接種回数が決まっています。母子健康手帳や市町村からのお知らせを見逃さないようにしましょう。わからないことがあれば医師に相談してください。
・ポリオワクチン
生後3カ月~7歳6カ月のあいだに2回
・三種混合ワクチン
生後3カ月~7歳6カ月未満に1期3回接種後1年~1年半経過後追加1回
・二種混合ワクチン
三種混合(1期)を乳幼児期に接種している11歳~13歳未満
・麻疹風疹二種混合ワクチン
生後1年から2年未満まで、5歳から7歳までのあいだで小学校に入学する前の日まで(4/1~3/31)の1年間に1回、中学1年生に相当する年齢、高校3年生に相当する年齢の計4回
・日本脳炎
1期生後6カ月~7歳6カ月未満のあいだに3回、2期9歳~13歳未満で1回

予防接種を受ける間隔は?

予防接種には、生ワクチン(ポリオ、BCG、麻疹・風疹)と、不活化ワクチン(三種混合、日本脳炎)があり、異なる予防接種を受けるときには以下のように接種間隔をあける必要があります。
・生ワクチン 4週間以上
・不活化ワクチン 1週間以上
また同種類の予防接種でも、以下のような間隔をあける必要があります。
・ポリオ1回めから2回目6週以上
・三種混合初回から3~8週あけて2回目、3~8週あけて3回目、1年~1年半あけて追加
・日本脳炎初回から1~4週以上あけて2回目、1年あけて追加

おわりに

子どもが受けなければならない予防接種はいろいろあります。いつ、なにを受ければいいのか忘れないように「予防接種スケジュール」をつくっておくといいですね。

予防接種は、こわい感染症から大切な赤ちゃんを守るために親ができる最初の贈り物です。

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