心の病気・学習障害を持つ人の生きにくさ

2017/2/1

学習障害は、全般的な知的発達には問題がないのに、読む、書く、計算するなど特定の事柄のみがとりわけ難しい状態を指し、
・集団行動が苦手
・注意力散漫
・衝動性が高い
などの特徴が見られ、約2~10%の人が学習障害を持つと推定されています。
そんな、学習障害を持つ人が病気になり、入院する事態になったら、家族はどうすればいいのでしょうか?これから、そんな際の注意点を紹介します。

学習障害を持つ人の入院

入院は誰にとっても不安なものですが、学習障害を持つ人にとっては、不安なものでは済まず、意思の疎通がうまくはかれないことから、難解で困難なものになります。学習障害のある大人や子どもを入院させる必要が出た場合、これから紹介するヒントに従って、入院をスムーズにしてください。

事前に学習障害について病院に知らせます

病院に行く前に、病院の職員に、病気の症状に加え、学習障害の程度を知らせるようにします。医師が紹介状に詳細を記し、入院先に伝えます。

コミュニケーション上の問題を病院職員に知らせます

痛みがあるのに、学習障害で痛みをうまく伝えることができない場合、そのことを職員に話してください。ケアに関わるすべての職員は、コミュニケーション上の懸念を払拭する必要があります。

病院職員とコミュニケーションをとり、理解の手助けをします

学習障害を持っている人が、医者や看護士が何を言っているのか理解できない場合、家族もしくは信頼している人が、本人が理解できるよう手助けしてください。

治療に同意する

手術が必要な場合、医師は手術前に同意書にサインをもらう必要があります。しかし、障害で理解できない場合があり、その際は、代理人である家族が同意を求められます。本人の代わりに、以下のような質問をすることを推奨します。
・治療には何が含まれますか?
・治療によって患者の健康はどのように改善しますか?
・他の治療と比べてどのようなメリットがありますか?
・成功する確率はどれくらいですか?
・選択肢はありますか?
・どのようなリスクがありますか?
・治療を受けないと患者はどうなりますか?

注射針の恐怖

学習障害を持つ人には先端恐怖症で針を恐がる人も多く、血液検査、静脈注射、薬物注射など、病院で針を避けるのは難しいため、苦痛をあたえることになります。

病院にエムラクリームがあるかどうか尋ねてください。患者が針で動揺した場合、針が入る領域を麻痺させるために使用するクリームです。エムラクリームは薬局でも購入できます。

おわりに ~心の病気・学習障害を持つ人の生きにくさ~

退院後の学習障害を持つ人のケアも大事になります。パニックなどの障害が極力起こらないようにするため、退院計画は綿密に立てるようにします。
退院計画には、病院からの移動手段、滞在場所、投薬、自宅で続けるケアプランの確認などが含まれます。

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