人間ドックの結果が届くのはいつ頃?説明を聞くことはできる?

2017/8/22 記事改定日: 2019/8/23
記事改定回数:2回

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

人間ドックを受けたとき、とくに生活習慣病や癌、心臓病といった深刻な病気の可能性について調べたときは、検査の結果がとても気になるものです。自覚症状がある場合は、よけいに不安で、結果を早く知りたくてしょうがないことでしょう。検査結果はいつ頃届くものなのでしょうか?

人間ドックの結果がわかるまでに、どのくらい時間がかかる?

検査の結果がわかるまでは、病院や検査機関によって違いがあり、何の検査をしたか、どれだけの数の検査をしたのかによっても変わってきます。ただ、病院や検査機関から郵送されてくる場合、通常であれば検査を受けた日から2~3週間後には結果を送ってもらえると思います。

また、検査を専門にしていない医療機関の場合、検査を外注することも多く、ある程度の数がまとまってから決まった外注先に出すため、結果が出るまで1カ月程度かかることもあります。

単純X線(レントゲン)やCT、MRIを撮った場合、画像自体はその場ですぐできあがりますが、枚数が多くなるうえ、できあがった画像を「どう読影して診断するか」は医師の仕事です。このような作業が入る場合も、多少の時間がかかることが予想されます。

人間ドックの結果について、説明を聞くことはできる?

なかには郵送ではなく、検査機関に来院して直接結果を聞けるところがあります。この場合、検査の日から約1カ月後ぐらいに来院すれば、詳しく説明を聞くことができるでしょう。医師から直接、詳細な説明を聞きたいときに役立つと思います。

また、検査結果が当日わかり、かつ、その場で説明を聞ける検査機関も多くあります。当日わかる検査項目としては、身体測定、尿検査、血液検査、X線などがありますが、これについても、医院や機関によって変わります。なお、放射線科の医師がいる病院の場合、CTやPET検査についても検査を受けた当日に説明してくれるところもあります。

ちなみに、人間ドックの料金や検査項目に関しては、各検査機関が自由に決めることができます。したがって、どの部分に特化した検査をするかや、どんな体制で実施するかは、各医院や検査機関によって変わります。それぞれ得意な分野が異なりますので、重点的に検査してほしい項目があれば、その分野に得意な病院や検査機関を選びましょう。

また、より信頼できる検査機関を探したい場合は 日本人間ドック学会が健診施設を審査・公表している「機能評価認定施設」をチェックするとよいでしょう。認定施設で検査してもらうと、当日に医師から結果の説明をしてもらえたり、専門スタッフによる保健指導を受けることもできます。

「再検査」「要精密検査」という結果が出た場合、どうすればいい?

検査の種類によっては、癌や生活習慣病の早期発見につながることもあります。なるべく早く、再検査や精密検査を行ないましょう。人間ドックを受けた同じ機関で再検査を受けると、検査時のデータを参照できるというメリットがあります。

ただし、その機関では必要な精密検査ができないこともあります。その場合、他の医療機関でも問題ありませんし、より専門の機関で受けたほうがよい場合もあるでしょう。かかりつけ医がいるようでしたら、その方に相談するのも一案です。

なお、再検査の場合は健康保険が適応されます。

おわりに:人間ドックの結果をきっかけに、食事や運動、日常生活を見直そう

  • 人間ドックではさまざまな検査を受けることができる
  • 詳しく調べることで、ときには思いがけない結果が出てショックを受ける可能性もある
  • しかし、これから改善すれば深刻な事態を招くのを防ぐことができる

検査結果に一喜一憂せず、真摯に受けとめて普段の食事や運動日常生活の見直しを行いましょう。

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