アロエベラ

2017/9/26

山本 康博 先生

記事監修医師

MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長
東京大学医学部卒 医学博士
日本呼吸器学会認定呼吸器専門医
日本内科学会認定総合内科専門医
人間ドック学会認定医
難病指定医
Member of American College of Physicians

山本 康博 先生

アロエベラは、皮膚に塗布すると皮膚の炎症や痛みを軽減するものとして古くから使われてきた代表的な観葉植物です。口から摂取することで腸運動を活発化させることができますし(そのため便秘時に使われることもあります)、アロエベラには大量の抗酸化物質が含まれています。

概要


アロエベラは、消化を助けるはたらきを持つものとして民間医療で伝統的に用いられてきた薬草です。また、皮膚に塗ると炎症による痛みが軽減できるものとしても民間医療で使われてきました。近年では、肥満改善食品として人気が出てきています。

予備調査で、アロエベラは体重をコントロールする効果があることが明らかになりましたが、そのメカニズムは他の肥満改善サプリメントほど強力ではないようです。また、アロエベラは一般的には健康的な物質で、他の薬草由来のサプリメントよりも毒性が少ないのですが、多くの肝障害(それほどよくある病気ではなく、治療することもできますが)のケースにおいて、アロエベラがその原因だと指摘されてきました。

摂取方法


アロエベラを使った唯一のヒトでの実験では300mgのアロエベラを毎日2回使用しました。この使用量が最善の使用量だとする証拠は何もありませんが、この使用量で効果がよく見られました。

関連記事

この記事に含まれるキーワード

アロエベラ(1) アロエ(1) 肝臓病(4) 薬草(2)