アピゲニン

2017/8/28

山本 康博 先生

記事監修医師

MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長
東京大学医学部卒 医学博士
日本呼吸器学会認定呼吸器専門医
日本内科学会認定総合内科専門医
人間ドック学会認定医
難病指定医
Member of American College of Physicians

山本 康博 先生

バイオフラボノイドの一つであるアピゲニンは、不安を減らし鎮静作用を起こすと考えられています。アピゲニンは、カモミールティー、アルコール飲料、オトアメゼナに含まれており、それ自体は分解されやすいものですが、食べ物やハーブを通して摂取された時には分解されにくくなります。

冷凍宅配食の「ナッシュ」
冷凍宅配食の「ナッシュ」

概要

アピゲニンはフラボノイドの一つであり、様々な植物やハーブに含まれています。野菜ではセロリやパセリに多く含まれています。

ちなみにフラボノイドとは、ポリフェノールの一種であり、ポリフェノールのうち色素でできているものをさします。フラボノイドはポリフェノールの約90%を占めます。有名なフラボノイドとしてはイソフラボン、アントシアニン、カテキンなどがあり、適量を摂取することで様々な健康効果を発揮します。

カモミールティーの中には非常に多くのアピゲニンが含まれており、このような多くの量を摂取すると、不安を減らす効果が現れます。これより多くの量を摂取すると、鎮痛作用が現れるかもしれません。

アピゲニンは非常に強力な抗腫瘍化合物でもあり、がん細胞の増殖を抑える作用があることが示唆されています。安全な閾値がとても高いので、作用する(抗がん)量は野菜や果物を豊富に含んでいる食事をとることによって増やすことができます。ただし、大規模な研究で立証されているわけではなく今後は研究の蓄積が必要です。

基礎知識

混同注意

ゲニステイン

注意事項

アピゲニンは水溶性なので、アルコールを含んでいないアピゲニン源としてはカモミールティーが非常に優れています(赤ワインやビールはアルコールを含んでいる優れたアピゲニン源です)。

摂取方法

全身の健康のためには、果物や野菜を数人前食べることによって十分な量を摂取することができます。

精神安定薬としての効果を得るためには、2~10 mg/kg(体重)の範囲内の摂取量であれば、鎮痛作用なしに精神安定効果が得られます。それより多くの量を服用すれば、不安が減ることに加えて鎮静作用も誘発します。

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